サガでよくある挫折パターンは、
面白さが来る前に「よくわからん」とパッドをそっと置くやつです。
サガって大体「何をすればどうなる」がプレイヤーに投げっぱなしで
プレイして感じろスタイルなので、シリーズ初見で無くても結構この挫折パターンに入ります。
有名なアンサガとか、
最近だとエメサガとかまさにそうですね。
何か戦闘始まって、
謎のインターフェースが画面に出て、
その辺の雑魚に大ダメージ喰らいまくって全滅するって言う。
だから最初の1本を間違えると、
「このゲームは何すれば良いの?」っていうストレスが、
やる気を超越して終わります。
じゃあ、失敗しない、サガ入門ゲームは何なのか。
初見向けで完璧なのは、
ロマサガ2リメイク・リベンジオブザセブン(通称リベサガ)です。
評価の高いSFC版ロマサガ2を土台に、
UIやチュートリアルを今のRPG基準まで引き上げたリメイク。
「自由度はそのままに、ゲーム側が全力で解説してくれる」
まさに僕らが求めていた要素がド直球で入っていて、
サガの最初の一本としても、最後まで楽しく遊べます。
ただ、せっかくならロマサガ1からやりたい。
もっと遡って、ゲームボーイから始まったサガの原点をプレイしたい人も居ると思います。
そこでこの記事では、リベサガを軸に
ロマサガ1を完全体にしたミンサガリマスター。
ゲームボーイ時代の設計をそのまま残したSa・Ga COLLECTIONまで解説。
どれを選べば面白いサガに出会えるのか、
この3作の違いを見れば答えが出ます。
【初心者にオススメ】リベサガは、誰でも挫折しないサガを実現した

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冒頭で挙げた、サガで挫折しやすいポイント。
リベサガは一つを除き、システムレベルで解決してます。
「次にどこ行けばいいか分からない」
→ イベントガイド機能付き。フリーシナリオだけど迷わない。
「面白くなる前に止めちゃった」
→ 充実のヘルプとチュートリアル。閃きや連携も、何をすれば発生するかが全てUI上でわかるシステムに。
リベサガは「こうすれば、こうなる」が直感的にわかるデザイン
だから初見でも、「リベサガってこういうゲームか!」って理解しながら進められる。
ナンバリング2だけど物語は完全独立だし、
旧作未プレイでも置いていかれる要素は一切ありません。
リベサガは初見とシリーズ経験者、両方が納得したリメイク。
評価が安定して高いのも、この「挫折させない設計」があるからです。
リベサガでも変えなかった、「選択の重み」
で、SFC版と変わらないポイントはどこかと言うと
「イベントで何かやらかしたか分からない」
→ リベサガでも、選択肢の結果はすぐに分からないままです。
自分の選択が後々どう響いてくるか分からない。
それがフリーシナリオの面白さだし、
リメイクでも、そのままにしておいたんですね。
【ロマサガ1を知る】『ミンサガ』は、フリーシナリオの厳しさが特徴

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リベサガは初見向けとして最も安定した選択肢。
でも、「親切すぎて物足りない」って感じる人も出てくるはずです。
「シリーズの原点から遊びたい」
「自分で試行錯誤する自由度が欲しい」
そう感じるなら、ミンサガが向いてます。
リベサガとミンサガの決定的な違い
ミンサガの冒険は、手探りのまま世界を巡り、
クエストそのものを自力で発見する所からスタートします。
リベサガ: 目的地の候補が表示される。迷わない。
ミンサガ: どこに行くか、何から手を付けるか、全て自分で探す。
しかもミンサガには「時間経過」システムがあって、
クエストを後回しにしてると、勝手にイベントが進んでしまいます。
気づいた頃には、「未発見のクエストが、すでに時間経過で手遅れになっていた」
そんな状況が普通に起きます。
これがロマサガ1の最大の特徴で、
ミンサガはその時間経過とフリーシナリオを、ほぼそのまま再現してます。
リメイクで追加された要素も大きい
SFC版ロマサガ1で容量の都合でカットされたシナリオを補完。
3D化とフルボイスで、イベントシーンに感情が入るようになりました。
戦闘も、熱いBGMはそのままに閃きと連携を追加。
ミンサガリマスターでは倍速機能とロード時間短縮で、かなり快適です。
【サガの原点】『Sa・Ga Collection』はGB版そのままで、最も高ハードル

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リベサガは親切、ミンサガは自由度が高い。
じゃあSa・Ga COLLECTIONは何が違うのか。
答えは「サガってこういうゲームだったのか」が一番分かるってことです。
リベサガ・ミンサガとの決定的な違い
Sa・Ga Collectionはリメイクではなく、完全な移植作です。
リベサガ/ミンサガ: リメイクで遊びやすく調整されてる
Sa・Ga COLLECTION: 100%ゲームボーイのまま。
ゲームボーイの限られた容量に、
ジョブ、装備、エフェクト、BGM、ストーリーを詰め込んだ極限の設計。
チュートリアルなし。説明なし。プレイして理解しろ。
これが当時のサガで、今のシリーズに繋がる「自由な成長」「尖ったバランス」は、すでにこの時点で完成してます。
あえてGB版を選ぶメリット
Sa・Ga COLLECTIONには、GB版サガ3作が収録。
入手困難なゲームボーイがなくても、Switch/スマホで遊べます。
元々携帯機のゲームだから、いつでもセーブできてスキマ時間向き。
初見なら1作20時間は遊べるボリュームで、コスパも高いです。
正直、万人向けではない
分かりやすさや快適さを求める人には向きません。
説明不足で投げっぱなし。今のRPGに慣れてると戸惑います。
でも、当時の子どもを夢中にした作品でもあるんですよね。
「サガは理解すれば面白い」は、すでにGB版で立証済み。
その本質を知りたいなら、
GB版を収録したSa・Ga COLLECTIONが一番の近道です。
【後悔しない】サガの最初の一本は、こう選ぶ

ミンサガもGBサガも、やって理解しろ系のサガなので、
最初の一本にすると、面白くなるまでの集中力や忍耐が必要。
なので、まずリベサガで「サガってこういうゲームか」を掴むのが◎。
挫折しやすいポイントが潰されてるから、気楽に最後まで楽しめます。
で、リベサガをクリアして「もっとサガをやりたい」って思ったら、
そこで初めてミンサガやSa・Ga COLLECTIONに手を出す。
こうするとサガってどんなもんか解ってるので、
やって理解するまでが早く、段違いに遊びやすく感じます。
自分がどのタイプか、で選べばいい
※タップで各ゲームの、Amazon商品説明ページに飛びます
サガ初めてだけど、途中で挫折したくない
⇒ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン
最も安全な選択肢。今風RPGの親切さとサガの醍醐味がダブルで詰まっています。
リベサガだけじゃ物足りなかった人
⇒ロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター
時間経過でどんどん世界が廻ります。手探りの冒険が好きな人向け。
難しくても、サガの原点を知りたい
⇒Sa・Ga COLLECTION
GB版そのままの仕様。ゲーム性を掴むまでがやや大変。
サガは、分かった瞬間に一気に面白くなるシリーズ。
だからその手前で挫折してしまうのは勿体ない。
リベサガは、サガ特有の「何すればいいか分からない時間」が無く、
初見でもスッキリと完走させてくれる、最強の作品です。

