Slay the Spireが面白かったので紹介します。カードゲーム好きなら絶対知っておきたい良作です。
Switch版は携帯できるのがオススメの理由。このジャンルはスキマ時間にちょっとプレイが最高に捗ります。
※記事中のスクリーンショットは公式のpress kitのものです。Switch版とは多少の差異があります。
Slay the Spireはこんなゲーム
- カードで戦うRPG
- 負けたら最初からのローグライク
- ランダム入手のカードでデッキを作る
- カードやアイテムの種類が豊富で、必勝コンボを組むのが醍醐味
- ストーリー性はない
- 主人公は4人で最低10時間は遊べる(ハマれば1000時間)
Slay the Spireは元祖ローグライクデッキ構築の名作カードゲーム
Slay the SpireのベースはRPGです。コマンドの代わりに『カード』を選んでバトルします。
- 毎ターン新たにカードが配られる
- コストの範囲内なら何枚でも使用可能
- 『自攻撃力-敵ブロック=与ダメ―ジ』のシンプルな計算式
- 敵の行動は全て事前に開示される
選んだカードでスキルや魔法が発動する
Slay the Spireのカードには攻撃・防御の他、追加でカードを引いたり、条件を満たすとダメージを与えるトリガー系のスキルもあります。
- ストライク:1コスト/6ダメージを与える
- 防御:1コスト/5ブロックを得る
- 残虐:0コスト/(毎)ターン開始時、HPを1失い、カードを1枚引く
- ジャガーノート:2コスト/ブロックを得るたび、ランダムな敵に5ダメージ
自分だけの必勝パターンを作るのが楽しい
上記ジャガーノートの『ブロックを得るたび5ダメージ』とかは悪さ出来そうに思えませんか?
実際できます。(『〇〇するたびブロックを得る』系の能力と組み合わせる)
そういった強力なコンボを組んで敵をサンドバッグにするのが、このゲームの楽しいポイント。
Slay the Spireの必勝パターンは毎回変わる
このゲームはローグライクです。手に入るカードは毎回ランダムで変わります。
前回ジャガーノート軸で無双出来たとしても、次の周回で同じ事が出来るとは限りません。
引いてきたカードやアイテムに合わせて、『その周回だけの勝ちパターン』を作っていく感じのゲームです。
限定されたカードで戦う楽しさは、TCGのドラフトルールや、Pickルールに似てるかも
Slay the Spireはノーダメージで勝つことが大事
じゃあ、何のために限定されたカードで必勝パターンを作るのか。
それは『ノーダメージで勝つ』のがとても重要だからです。このゲームはHP回復に制限があります。
HP回復は基本MAP上の休憩ポイントのみ
このゲームのHP回復ポイントは、基本休憩ポイントのみです。戦闘に勝ってもHPは回復しません。
休憩もHPが全快する訳ではないです。また、休憩ポイントではHP回復を捨てて、『カード強化』をする選択肢もあります。
戦闘で一々ダメージを受けていては、カード強化もままならずにジリ貧なので、ノーダメージで勝つのが重要なんです。
ノーダメ勝利のパターン構築が面白い
で、必勝パターン構築って面白いの?→自分はめっちゃ楽しかったです。
ノーダメで勝つといっても単に敵を1ターンキルするだけでなく、色々な戦術があるんです。
- コスト回復を組み合わせてずっと俺のターン
- 攻撃表示の敵だけを速攻撃破
- 強力なブロックで敵の攻撃を耐える
- ライフ吸収技で実質ノーダメ勝利
敵の行動は全て開示されるので実力勝負
このゲームは敵の行動がターン前に全てわかります。
なので実戦では、以下の様な思考回路でノーダメ勝利を目指すことが出来ます。
- 15ダメージ攻撃の敵はアタックでさっさと倒そう
- 7ダメージ攻撃の敵は8ブロックのカードで防ごう
- 補助スキルを使う敵は放置して次のターンに倒そう
戦闘中は『カードの引き以外の運要素は無い』ので、自分の知識と実力だけの勝負です。
詰将棋とかパズルみたいなゲームが好きな人には向いてるかも。
Slay the Spireのローグライク要素は?
このゲームのローグライク要素は主に以下の2つ。
- 敗北したら全てを失ってタイトル画面
- 毎回新しいデッキを構築する
一度でも戦闘に負けたら『さいしょから』です。
ただ、完全に何も残らないわけでは無いです。新たに発見したカードやアイテムはアンロックされて入手しやすくなりますし、プレイヤーの『経験』『知識』は残ります。
このゲームは負けても『もう一周だけ!』って気持ちが沸くのが不思議。
止め時が無いからこそ、Switch版が超オススメなんです。
Slay the Spire Switch版のロード時間は?
Switch版はサクサク動きます。戦闘もロード待ちの時間なしです。
移植にありがちなロード長すぎとかの心配はゼロ。
コントローラー向きのUI
十字キーでカード選んだり、ワンボタンで各種情報チェックできるので、コントローラーにめっちゃ向いてます。
多分マウスより快適。
いつでもスリープできる
Switch版はいつでもスリープで中断できます。ちょっとした空き時間にやりたいケースにも対応。
Slay the Spireのボリュームは?
一本で10時間~1000時間くらいは遊べるかと。1主人公クリアに2~3時間で、4主人公います。
飽きさせない特殊ルールも沢山あるので、ハマる人は1000時間ハマれると思います。
- 1周1~3時間程度
- 主人公4人
- ゲームモード3種(スタンダード、デイリー、カスタム)
デイリーは毎日変わる特殊ルールで、他のプレイヤーとスコアを競います。
普通じゃあり得ない組み合わせのカードやアイテムが持てるので、ランキング度外視でも楽しいです。
カスタムは沢山提示される縛りプレイを自分で選ぶ奴ですね。たくさんチェック入れると超絶難しくなります。
Slay the Spireの惜しい点
Slay the Spireの惜しい点です。海外で人気だからって日本人に合うとは限らない、がメイン。
- 洋ゲー風のグラフィックで日本人にはとっつきにくいかも
- ストーリーはほぼなし。イベントシーンも淡白でカードバトル特化。
- 毎回クリア出来るとは限らない。下振れを受け入れられるかどうか。
いわゆる『若干人を選ぶ』タイプのゲームです。迷ってる人は、他人のプレイ動画を見て購入を検討しても良いかも。
Slay the Spire Switch版の総合評価
Slay the Spire Switch版の総合評価です。
- カードゲーム好きなら超オススメ
- アイテムや特殊ルールが豊富で周回しても飽きない
- Switch版はスリープ機能でスキマ時間にちょこちょこできる
- 洋ゲーグラフィックやローグライク要素が人を選ぶ
カードゲーム好きなら間違いないゲームです。全世界のプレイヤーが楽しんでます。
一方で洋ゲー風のグラフィックやローグライクの難易度なんかは人を選ぶかも。誰でも簡単にクリア出来るタイプのゲームでは無いです。
購入する場合は自分に合うかどうかを慎重に検討すると、後悔しないと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
Slay the Spire|オンラインコード版