アニメ化で話題の『グノーシア』、でも実際どんなゲーム?
2024年にアニメ化が発表されて、にわかに注目が集まっている『グノーシア』。
でも、「人狼ゲームってみんなでやるものじゃないの?」「一人でどうやって遊ぶの?」って思ってる人も多いかも。
私も最初はそう思ってました。けど、200時間プレイして分かったのは——これは“ソロ人狼”というジャンルの常識を変える、唯一無二のゲームだということ。
人狼ゲーム部分は、経験者でもリアルに感じる位良く出来てますし、ストーリーもループ物の悲哀が組み込まれていて、めっちゃ切ないです。
グノーシアはこんな人に刺さるかも?
✅ ソロでもリアルな人狼をやってみたい
✅ 一人で、マイペースに物語を楽しみたい
✅ 15分だけ…が気づいたら1時間になってるタイプ
✅ 感情移入できるキャラや、切ない物語が好き
逆に、「恋愛メインが好き」「他プレイヤーとリアルタイムで戦いたい」タイプの人には、ちょっと違うかもしれません。
グノーシアってどんなゲーム?宇宙船で繰り返される「ループ」
グノーシアは、SF×人狼×ループものが合体した、ちょっと風変わりなアドベンチャーゲーム。
舞台は、宇宙船《D.Q.O.》。
この船には、“グノーシア”と呼ばれる正体不明の敵が紛れ込んでいて、乗組員たちは毎日議論しながら、誰が敵かを推理して処分していきます。
……と聞くと、よくある人狼ゲームっぽいですが、決定的な違いがひとつ。
それは、時間がループしているということ。
記憶を失った主人公と、軍人のセツだけがこの異常事態に気づいていて、「なぜ時間が繰り返されるのか?」「誰が何を隠しているのか?」を追いながら、少しずつ真相に近づいていきます。
1回のループは15〜30分程度でサクッと終わるので、「もう一回だけ…」が止まらなくなるやつ。
セツとは共に謎を追う仲間でありながらも、議論ではバチバチに疑い合う——そんな関係性も、このゲームならではの面白さです。

ソロ人狼ってどうなの?→意外とリアルすぎる!
「え、人狼ってみんなでやるものでしょ?」って思いますよね。
でもグノーシアでは、プレイヤー以外はすべてNPC。それが意外にもめちゃくちゃリアルなんです。
キャラそれぞれが個性的で、発言の傾向も性格にしっかり結びついてるので、本当に人と会話してるみたいな感覚になります。
議論の進み方も本格的で、
「怪しいやつをぐいぐい疑うと逆に吊られる」
「味方を少しずつ増やしてから攻めると成功しやすい」など、リアルの人狼と同じ“セオリー”がちゃんと通用するのも驚きポイント。
しかも、プレイスタイルは自由自在。
カリスマ・演技力・直感などのステータスを振って、「何を言っても信じてもらえるキャラ」や、「直感でグノーシアを見抜ける天才タイプ」に育てるのもアリ。
「ガチでやるのしんどい…」って人でも、緩く自分のキャラを育てて、好きなやり方で楽しめるのが魅力です。
ちなみに、人狼おなじみの「占い師」や「霊能者」的な役職も、ちょっと名前を変えて登場しますよ。
グノーシアを彩る、個性的なキャラクターたち!
登場キャラクターの第一印象は、「クセが強い!」。
見た目も言動もバラバラで、「いやイロモノすぎでしょ…」って思わずツッコミたくなるキャラばかり。
でも、ループを重ねて何度も会話するうちに、それぞれの“本音”や“信念”がじわじわ伝わってくるんです。
ここでは、そんな魅力あふれる乗組員たちの一部をご紹介!
- セツ:共にループを追う同志。クールで理知的だけど、ふとした瞬間に人間らしい弱さが垣間見えてドキッとする。
- SQ:パッケージの子。チャラくて嘘つきなのに、なぜか憎めない。しかも議論ではなかなか吊られない不思議な存在感。
- ラキオ:論理派で皮肉屋、多弁で高飛車。だからこそ「とりあえずラキオ吊っとく?」が恒例に。ある意味守りたくなる不憫キャラ。
- ジナ:無口で冷たい印象の女性。でも少しずつ言葉を交わすと、絶対に譲れないラインを持ってる、強い意志が感じられる。
- シゲミチ:どう見ても宇宙人。でも「人間です」と本人は主張。最初は完全にネタ枠だけど、いつの間にか安心感のあるイツメン的存在に。
他にも、猫と融合したシピや、海洋生物っぽいオトメなど、クセしかないキャラたちが勢揃い。
最初は「なんだこの人……」ってなるけど、ループを繰り返すたびに「こんな一面もあるんだ」と驚きがあって、気づけば全員に愛着が湧いてくるんですよね。
そして一番つらい瞬間は、「この人、たぶん敵側だな……でも吊りたくない」って葛藤する時。
心理戦×感情移入のジレンマ、これがグノーシアの沼ポイントです。

グノーシアに恋愛要素はある?プレイヤーの本音
「恋愛要素はあるの?」って気になってる人、多いと思います。
結論だけ言うと、がっつり恋愛するゲームではありません。
相手の事を知っていく段階で、そういう展開になることは、”ちょっとだけ”ありますが、明確な”恋愛ルート”は存在しません。
でもそのぶん、キャラ同士の信頼やつながりが丁寧に描かれていて、恋愛とは違う形で深く感情移入できるようになってます。
主人公の性別も自由に設定できるので、プレイスタイルやセリフの中で「この人のこと守りたい、もっと知りたい」と自然に思える場面が何度も訪れるはず。
だからこそ、プレイヤーからはよく
「みんな幸せになってほしい」って声があがるんだと思います。
遊ぶ前にチェックしたい!おすすめポイントと注意点
ここまで読んで「実際の感触はどうなんだろう?」って思ってるあなたに。グノーシアを実際に遊んで感じた”良いところ”と”ちょっと惜しいところ”を、正直にまとめました。
◎ ここが面白い!推したいポイント
- 人狼ゲームの部分がリアルすぎる →実際の人狼ゲームのジレンマがちゃんと入ってる。多弁すぎても寡黙すぎてもアウト。グノーシアが誰か解っても、自分一人じゃ信じてくれないとか。
- ちょっとした空き時間にぴったり → 1ループ15〜30分だから、寝る前・通勤中・お昼休みにちょうどいい。
- 人狼わからなくても大丈夫 → 充実のチュートリアル。少人数スタートで段階的に難しくなるから、人狼初心者でも迷わず遊べる。
- ソロだから何やっても許される →対人戦ではないので、セオリー無視した行動をしても怒る人はいません。RP的にどうなの?はありますが、たまにはね。
- 音楽とビジュアルが心に刺さる → 特にメインテーマは切なさ満点。イラストの透明感も世界観にぴったり。
△ 正直ここはちょっと気になるかも
- 序盤は忍耐タイム → 多分序盤で離脱した人多いです。ストーリーやイベントが面白くなるのは中盤からなので。
- 恋愛要素は薄め → キャラとの距離感は近いけど、がっつり恋愛したい人には物足りないかも。仲良くなってもループしちゃうから。
- みんなクセ強すぎ問題 → ネタゲーの様なキャラクター多め。でも、イベントが進めば、みんな真剣に生きてるのがわかるはず。
リアルな人狼ゲームって?マニアック視点から見るグノーシアの凄さ
ちょっとディープな話になりますが、グノーシアの“人狼ゲーム部分”の完成度が本当にすごいんですよ。
特に注目してほしいのは、以下の2点で、
- 参加者が”派閥(グループ)”を自然に形成してくる
- 派閥の動きを読むことで、“ライン(つながり)”から人狼を見抜ける
この2つ、実はリアルな人狼ゲームにおける“基本の推理手法”そのまんまなんですよね。
「この人、いつもあの人に便乗してるな」
「ここの2人、急に庇い合ってない?」
――そんなちょっとした空気感から、グノーシア(人狼)の存在を推理していく仕組みになっています。
さらに驚くのは、グノーシア陣営もただ黙ってるだけじゃないということ。
こちらが派閥を作って議論を動かさないと、数の暴力で吊られて負けるというリアルな展開までしっかり再現されているんです。
ソロ用の人狼ゲームはいくつかありますが、ここまで“人狼ゲームのリアルさ”を再現しているタイトルは、ほとんど見たことがありません。
対人戦じゃないのにここまで空気感を感じられるの、ほんとすごい。
「人狼ってどう面白いの?」って疑問を持ってる人こそ、グノーシアで“実感”してみてほしいです。
グノーシアの価格と購入方法は?
対応プラットフォーム&価格(税込)
機種 | 価格 | メモ |
---|---|---|
Nintendo Switch | 2,700円 | 持ち運びしやすくておすすめ! |
PlayStation 4/5 | 2,753円 | テレビでじっくり派に◎ |
Steam(PC) | 2,750円 | ノートPCでも軽く動く |
Xbox | 2,750円 | 海外ユーザー向けっぽい印象 |
セール時は大体30%オフで1,900円前後になることが多いです。
プレイ時間の目安
- メインストーリークリア:30〜50時間
- 全イベント見たい人:100時間超え
- 1ループ:10〜30分
動画サイトで実況を見て雰囲気をチェックしてから決めるのも手です。ただ、ネタバレはかなり勿体ないので、最初の1-3時間くらいに留めておくのがおすすめ。
グノーシアは「感情移入しまくりのソロ人狼ゲーム」

“宇宙×人狼×ループもの”。
言葉だけ見るとちょっととっつきにくいけど、実際に触れてみると、感情移入しまくりの人間くさい物語なんです。
「この子、なんで今そんなこと言ったんだろう?」
「さっきと言ってること、微妙に違わない?」
最初はただの違和感だったのに、何度もループするうちに少しずつつながっていって、キャラの素顔が見えてくる。
気がつけば、彼らのことをもっと知りたいと思ってる自分がいるんですよね。
しかも完全ソロプレイ。
気を遣わず、自分のペースでじっくり遊べるのも本当にありがたいポイント。
グノーシアはそんなふうに、じわっと心に残るゲームです。
アニメで気になったなら、ぜひ一度、手に取ってみてください。