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ドラクエ1・2リメイク比較|FC・SFC・HD-2D版はどう違うの?

ドラクエ1・2って、実は遊べるバージョンが3つもあるんですよ。

FC版、SFC版、HD-2D版。
グラフィックからゲームシステム、イベントまで、びっくりするくらい違うんです。

旧作をクリアした自分からすると、「これ全部同じゲーム?」って言うのが正直な感想。
理不尽すぎて泣きそうになったり、快適すぎて拍子抜けしたり、感動で胸がいっぱいになったり。

この記事では、3つのバージョンの違いを本音で比較してみました。
5分あれば「自分に合うのはどれか」見えてくるはず。


ドラクエ1・2 リメイク比較 要点まとめ版

🎮 ドラクエ1の比較

  • FC版
    • 理不尽なUI(方向指定して会話、復活の呪文)
    • レベリング必須、稼ぎ作業が多い
    • 冒険の緊張感は最強、理不尽も含めて「冒険してる」感覚
  • SFC版
    • UI改善、バックアップセーブで快適
    • 経験値・ゴールド増加でテンポ良し
    • ボス戦は歯ごたえあり、ラスボス強化
    • 緊張感は薄れたが遊びやすさ抜群
  • HD-2D版
    • 戦闘システム刷新(勇者1人 vs 複数)
    • イベント大量追加、フルボイスで没入感◎
    • 雑魚戦は厳しめだがオートセーブで安心
    • 「体験型の冒険」に進化
→HD-2D(Switch)版ドラゴンクエストI&IIをチェックする

⚔️ ドラクエ2の比較

  • FC版
    • 仲間加入で旅が広がるがバランスは凶悪
    • サマルトリア王子が弱すぎ問題
    • ヒント少なく探索難、ダンジョン複雑
    • 51文字の復活の呪文地獄
  • SFC版
    • グラフィック・UI改善
    • 戦闘バランス調整、ラリホーが効くように
    • サマルトリア王子が魔法戦士として活躍
    • 遊びやすさ大幅アップ、でも敵火力も強化
  • HD-2D版
    • 仲間同士の掛け合いが豊富で賑やか
    • 新イベント多数、キャラの個性が際立つ
    • 戦闘は味方が圧倒的に強い(難易度調整可)
    • 「みんなで旅してる感」が最大の魅力
→HD-2D(Switch2版)ドラゴンクエストI&IIをチェックする

⏱️ クリア時間目安

作品FC版SFC版HD-2D版
ドラクエ112〜20時間6〜8時間10〜15時間
ドラクエ225〜40時間15〜20時間16〜21時間

✅ 結論:どれを選ぶ?

  • 初めて遊ぶなら → HD-2D版 → 現代的で親切、イベント豊富で没入感あり
  • 懐かしさ×快適さを求めるなら → SFC版 → 原作の雰囲気を残しつつ遊びやすい
  • 理不尽を含めて冒険したいなら → FC版 → 不便さも含めて唯一無二の体験

ドラクエ1、FC→SFC→HD-2Dでどう変わった?

ドラクエ1の各作品の違いを、実際プレイした感覚が伝わるように、体験談風に紹介します。

FC版DQ1 | 壮大な音楽と、理不尽なUIの洗礼

 
起動した瞬間に流れるあのメインテーマ。
「冒険が始まるんだ」と胸が熱くなる。名前を決めると王様の前からスタート。お城の音楽もとにかく壮大で、まさに旅立ちのワクワクが詰まってる。

……ところが。
兵士に話しかけようとしたら、なぜか「北・南・東・西」を選ばされる。
たった一言話すだけなのに、こっちが向く角度まで指定してくるストイックさ。いきなり試練が始まる感覚だ。

音楽に感動している余韻を、UIが全力でかき乱してくる。
これがドラクエ1の”洗礼”なのだ。


最初の敵はスライム。というか経済戦争

勇者はほぼ裸、所持金も120Gだけ。
装備を整えたら財布は空っぽ。外に出たら、青いスライムがコツン……と思いきや、普通にピンチになる。

1匹倒しても経験値は1、ゴールド3。
「たけざお」や「こんぼう」で1時間近く殴り続けて、やっと次の装備が買える。
スライム相手に小銭を拾ってる時間が、妙に愛おしくなってくるんだよね。

少し遠出をしてドラキーが出てきたら……
「いやちょっと待って」って言う暇もなくやられてしまう。
被ダメがスライムの3倍だから、HP満タンでも普通に死ぬ。

死んで戻ったら王様に説教されるし、所持金は半分になる。世界は容赦ない。

橋をちょっと越えたら「おおさそり」が出る。
最初の街から離れるほど敵が強くなるルールがあるから、ビクビクしながら足を踏み出すことになる。

ただそのぶん、街まで帰れた時の安堵と達成感がちゃんとある。
外に一歩出ただけで冒険が成立してしまうのが、初代ドラクエ。


洞窟は文字どおり”真っ暗”。地図を描く手が止まらない

全体的に明るい色調のゲームなのに、洞窟に入った途端、視界が真っ暗になる。
なんと自分の足元しかわからない。

「たいまつ」や「レミーラ」で少しは見えるけど、全体が判る訳じゃない。
気を抜いて進むとすぐ迷子になる。

戦闘に入っても背景は真っ黒のまま。
敵が浮かび上がるように現れるのが妙に不気味で、息を飲む。

迷路のような構造の洞窟も多くて、どこを歩いてきたかメモをしないと、行くも帰るもままならない。

“探索してる”実感がとにかく濃い。


1対1の殴り合い。眠らされたら終わり

戦闘はずっとタイマン勝負。
基本はレベルを上げて、良い武器を持って、物理で殴るゲーム。

序盤は「ラリホー」が猛威を振るう。
敵を眠らせて、起きたら再び「ラリホー」すればどんな敵にも勝てる……はずなんだけど、終盤の敵にはほぼ効かない。

逆に、敵の使う「ラリホー」は必中。
しかも最強クラスの雑魚「あくまのきし」「ダースドラゴン」がこれを使ってくる。

眠らされたら、起きるまで何もできない。
一方的にボコられながら「いや待って」って画面に言っても、許してくれない。

ラスダンで「ラリホー」ループでなすすべなく死亡は、誰もが経験するFC版のトラウマであり最大の理不尽ポイント。

※死亡するとラダトームのお城まで戻されます。
ラスダンに戻ってくるのに約10分…。

セーブも命がけ。「復活の呪文」

セーブは20文字のパスワード。
1文字でも間違えたらアウト。

「ルーラ」はラダトームに帰るだけの魔法だから、全滅したらまた歩いてダンジョンに戻らなくてはならない。
王様の前でメモを取る手が震える。

細かくメモするには面倒だし、かといって1回だけだとミスした時にその日のプレイが全てパー。
当時のプレイヤーたちは食い入るように画面を見て、何度もパスワードを確認したことだろう。

※「ぺ」と「べ」を間違えた絶望感は半端ない。
今のRPGならオートセーブで楽勝なのに。

まとめ:不便なのに、冒険として完成しているRPG

ドラクエ1は今の基準から見れば理不尽なことばかり。
でも、その1つひとつが冒険の手触りになってる。

危ない橋を自分の力で越えていく。
超良質なBGMや気持ちのいい効果音に励まされながら、少しずつ強くなる。

この積み重ねが「初代ドラクエ遊んでるなぁ」って感覚を作る。
ゆっくりじわじわ前進するのが好きなら、きっとハマる。


SFC版DQ1 | あの冒険が、ちゃんと遊びやすくなって帰ってきた

 
SFC版ドラクエ1は、メニュー操作で迷わない。
兵士に話しかける時に方角を選ばなくていい。
最初の会話だけで、世界に自然と入り込める。

グラフィックは大幅に進化して、音も景色もくっきり。
昔の思い出がそのまま”蘇る”というより、少し背中を押されながら新しく歩いてる感覚に近い。

そして何より、復活の呪文とメモ帳を探す時間は消えた。
バックアップセーブのおかげで「続きからすぐ冒険」ができる。
その快適さは、振り返るともう手放せない。


スライム狩りに追われない冒険

経験値の入手量が増えたおかげで、レベルがサクサク上がる。
ツボやタンスを漁ればゴールドやアイテムが手に入るようになったから、洞窟でやくそうをケチらなくて済む。

橋を渡るたび「大丈夫かな」と立ち止まっていたFC版と比べて、道が自然に伸びていく。
多少の「稼ぎ」は必要とはいえ、ほぼノンストップでクリアまで駆け抜けられるバランス。

寄り道しながらも前に進める。
そんな余裕がずっと味わえる。


ボス戦で締めてくれるドラクエ1

雑魚戦は無理なく切り抜けられる代わりに、重要な戦いではしっかり試してくる。

ボスモンスターのHPは雑魚の数倍になり、長期戦の歯ごたえが生まれた。
特にラスボスは手ごわい。各種呪文や特殊行動を使いこなして、明らかにFC版より強く感じる。

技の数も、HPの粘りも段違い。
最後に「ちゃんと倒した」という実感が残るつくりになっている。

ちなみにダースドラゴンは「ラリホー」を使わなくなった。
代わりに「マホトーン」を使うけど、物理で殴り合うゲーム性は変わらないから、大幅な弱体化。
あのトラウマから解放されたのは、正直ホッとする。


遠征感は少し薄れたけれど

サクサク進む快適さの裏で、「次の橋を越えるまで鍛えよう」みたいな緊張感は控えめになった。

ちまちま稼いで、レベルやゴールドを稼ぎ次の街へ「遠征」するという気分は減ってしまったので、そこは寂しいポイントかもしれない。

あの頃の”外に出るのが怖い”感覚を懐かしく思う人には物足りないかも。
でも、物語の流れを味わいたい時にはちょうどいい距離感。


まとめ:気軽に始めて、ちゃんと最後まで行けるリメイク

SFC時代のリメイクとはいえ、ドラクエ1を現代風に遊びやすくしたのがSFC版。

遊びやすくなった分、ストーリーを見届けるハードルがぐっと下がった。
初代ドラクエの雰囲気はそのままに、今あそんでも心地よいテンポで駆け抜けられる。

“はじめてのロトの旅”にも、
“もう一度のロトの旅”にも、ぴったりの一本。

HD-2D版DQ1 | 群れに挑む勇者と、物語を歩いていく冒険へ

 
HD-2D版のドラクエ1は『今風のシステムで完全にフルリメイクされたドラクエ1』というレベルで変わっている。
まず驚くのは見える世界が一気に広がったこと。

街中やフィールドも一新されて、城や宿屋など建物の外観がはっきりわかるようになった。
ラダトームの城下町を歩きながら「あ、ドラクエ1って実はこういう景色だったんだ」と初めて実感する。平面だった建物は立体になり、遠くの灯りまで息づいて見える。

イベントも、ただ文章を読むだけじゃない。
旧作ではテキストのみだった会話が、2Dキャラクターが動き回り、ほぼフルボイスで喋る『劇場』に進化した。

「妖精」とのかかわりなど、HD-2D版オリジナルのシナリオも沢山追加されている。
ふと足を止めてしまうくらい胸を持っていかれるシーンが多くて、全体的に心に刺さるイベントが多い。ありがちな追加イベントって感じじゃないから、プレイヤーからの評価も高め。

「勇者が誰かを助けている」
そんな実感が前よりずっと強い。


ゴリゴリ稼がなくても旅は進む

SFC版同様、街のツボやタンスを漁る『勇者行為』は引き続きできる上、HD-2D版ではフィールド上でもキラキラを調べることでアイテムや装備が手に入るようになった。

雑魚モンスターを少し倒せばすぐ強くなるし、気づけば次の町へ、次の目的へ。
「稼ぎ」を行わずにさくさくとストーリーを駆け抜けることができる。

「今日はここまでにしよう」
よりも
「もうちょっと先まで行けるかも」
って気持ちの方が勝つ。


1vs多数。包囲される焦り、抜ける時の快感

戦闘システムはまさかの『勇者1人vs魔物多数』のシステムに変更された。
多数の敵がこちらをタコ殴りにしてくる容赦のないシステムで、その為雑魚戦の難易度がSFC版から爆上がり。

戦闘は常に数的不利。
囲まれると本気で焦る。『ラリホー』を喰らって眠ってしまえばその時点で終了。

でも勇者側も**『ブーメラン』や『マヒャド』など、他シリーズで使えた範囲攻撃を使えるようになった。**
強い技で一気に形勢逆転できた瞬間は手が震える。

やられるか、押し切るか。
どちらに転んでもドラマがある。
戦闘が長引いて冗長という事はなく、『やるかやられるか』みたいなバランス。
ある意味FC版に近いかもしれない。

シリーズ経験者なら思わず
「あの技がここで使えるの!?」
と声が出るはず。


ボスとの戦いは”小さな山”が続いていく

ボスと呼べるモンスターがせいぜい2-3体しかいなかった旧作から、多数のボスモンスターが追加されている。
節目ごとに待ち構える強敵。

ボス自体もHPが大幅に増えている上に、『ギミック』と呼べるような嫌らしい行動パターンを持つ敵も増えた。

  • 回避してくる敵
  • 状態異常を連発する敵
  • 火力ゴリ押しの敵

一度やられると敵の癖が見えてきて、次は対策したくなる。
理由が分かって勝てた時、ちゃんと成長してる自分がいる。

※HD-2D版では戦闘の難易度選択が可能だが、「ふつう」相当の難易度でも歯ごたえを感じるかもしれない。

失敗は旅のリズムの一部

雑魚で事故って全滅なんて普通にある。
そのかわり、再戦は一瞬。

全滅してしまったとしても、即座に戦闘をやり直す、あるいは最後のオートセーブからやり直す機能が追加された。
悔しさの余韻が消えないうちに、すぐ挑み直せる。

「負けても旅は止まらない」
その安心感があるから、つい無茶をしてしまう。

一方で『やられて覚える』みたいな、リトライ前提のバランスになっているのはプレイヤーによっては賛否あるかも。
よくも悪くも『1vs多数』の理不尽感を楽しめるということ。

※全滅時に『ラダトームからやり直す』選択肢を選んで、旧作の様に緊張感のある冒険をする事も可能。

まとめ:歩けば成長していく、旅の臨場感が濃くなった

HD-2D版のドラクエ1は、勇者による『アレフガルドの冒険』を深く楽しめるようにした良リメイク。

ドラクエ1らしさはそのままに、風景も戦いも会話も、すべてが”体験”に近づいている。
昔は頭で理解していた旅が、今は心と指先の動きでつながってくる。

ただし戦闘は『1vs複数』やボスの強化などで非常に硬派でリトライゲーになっているのが賛否両論点。

覚悟しつつ、自由に。
そんな勇者の冒険がここにある。


ドラクエ2、FC→SFC→HD-2Dでどう変わった?

仲間が増えて、世界も理不尽も広がったのがドラクエ2。


FC版DQ2 | 仲間が増えるワクワクと、51文字パスワードの絶望

 
ドラクエ2になると、まず最初に「仲間ってこんなに心強いんだ…!」って実感する。

序盤は一人で戦うのだけど、仲間が加わった瞬間に冒険が一気に“旅”に変わる。
しかも3人そろうとフィールドBGMが明るくなる演出つき。小さな変化だけど、当時はそれだけで胸が躍った。

UIの面でも進化していて、話したい方向にキャラを向ければそのまま会話できる。
“はなす → きた/みなみ”みたいな入力は不要になり、町の探索がとてもスムーズになった。

そして旅立ちの時に王様が「どうのつるぎ」を渡してくれる。この時点でドラクエ1の “こんぼうスタート” からの進歩をしみじと感じる瞬間になる。


世界の広さに圧倒される

船を手に入れると、とにかく世界が広い。
海を渡るたび景色も文化も違う町が出てきて、「次はどんな場所なんだろう」とワクワクが止まらない。

ダンジョンも数が多くて、それぞれ仕掛けが違う。
行き先は一本道ではなく、ちゃんと“探す”必要がある。
ファミコンのゲームなのに、世界の奥行きがとんでもない。


仲間がいる戦闘は…理想と現実のギャップ

仲間が増えたことで、戦闘は「チームで戦ってる感」が出てくる。
脳筋・両刀型・魔法専門、それぞれ役割があるのだけど…

中盤以降、サマルトリアの王子がとんでもなく苦労人になる。

最強武器が「てつのやり」止まりで火力が伸びず、最強呪文も「ベギラマ」(バギと同威力)で、効かない敵も多い。
ザオリクは戦闘中に使えない仕様だから、蘇生役にもなれない。

結果:生き残ることが最大の仕事になってしまう。

しかも敵はHPが低い仲間を執拗に狙うAI。
ムーンブルク王女が落ちないよう毎戦ヒヤヒヤ。
雑魚戦でも全滅が現実味を帯びてくるのがDQ2だ。


ヒント少なめの探索と、迷路のようなダンジョン

広大な世界の裏には、難易度の跳ね上がりがひそんでいる。

・必要アイテムのヒントが唐突かつ薄い
・ダンジョンは巨大化、道も複雑
・迷うほど敵とエンカウントして消耗

当時は地図を紙に描くのが普通だったけれど、それでも苦戦するレベル。
進行のたびに「どこ行くのが正解?」と立ち止まってしまう。


そして…51文字パスワード地獄

冒険のデータが増えた結果、パスワードが51文字。
手書きで控えるたびに緊張が走る。

入力して「じゅもんがちがいます」。
あのウィンドウを見た瞬間の絶望感は、今でも語り草。

スマホで撮れる時代だったら、どれだけ救われたか。


FC版ドラクエ2は、“ずっと戦い続ける”冒険

ボリュームは大幅アップ。
その代わり、理不尽も大幅アップ。

・仲間の成長に振り回され
・ヒントの少なさに悩まされ
・たどり着いた先でまた苦戦

それでも、仲間と一緒に世界を駆け回る感動は唯一無二。
苦難込みで「これぞDQ2!」と言いたくなる一作。


SFC版DQ2 | 凶悪なバランスを丸く整えたリメイク

 
SFC版はまず、画面の見やすさと操作のしやすさにホッとする。
壷やタンスを調べられるようになって、「あ、これこれ」ってなるやつ。

そして一番変わったのは戦闘のバランス。
あのFC版の 容赦ない洗礼 が、ちゃんと手加減してくれるようになった。


敵の“理不尽さ”がちょっと優しめに

  • 経験値とゴールドがしっかりもらえる
  • 「ラリホー」がいろんな敵に通る
  • 強すぎる雑魚にボコられにくい

特にラリホー。
FC版では大物相手に全然眠らず泣かされてきたのに、
SFC版ではドラゴン級にも普通に通るから「え、効くの!?」って驚く。

倒せるようになったというより、
「やっと冒険できる難易度になった」感じ。


サマルトリアの王子、名実ともに魔法戦士へ

  • 装備できる武器が増えた
  • 「ベギラマ」が主力級の火力に
  • 「ザオリク」が戦闘で使える

FC版で「空気」と言われてたのが嘘みたいな大躍進。
ベギラマで敵の群れを一掃できるし、
武器を持てば前に立っても頼れる。
実際パーティの主軸になってくれて、存在感が段違い。


ただし、敵の火力も“ちゃんと”上がってる

  • 敵のベギラマがシャレにならない
  • ドラゴンの「火炎の息」が本気
  • 嫌なタイミングの「奇襲」→全滅も普通にある

味方の火力が上がった分、敵も強くなってる。
ようじゅつしのベギラマを2発もらうと壊滅とかザラ。
油断したら、FC版の悪夢をちょっと思い出す。


まとめ:遊びやすくなったけど、ちゃんと“DQ2”

当時の「難しいけど面白い」空気を残しつつ、
不親切すぎたところにしっかり手を入れたリメイク。

パスワードを控える必要もなくなってサクサク進むし、
とにかく冒険が前に進むようになったのが嬉しい。

「あの世界を味わいたいけど、詰みたくはない」
そんな人にはぴったりな一本だと思う。


HD-2D版DQ2 | 仲間と行く、にぎやかすぎる冒険

 
ひとりで耐えるドラクエ1とは真逆。
HD-2D版のドラクエ2は、常に誰かが横でしゃべってくれる感じで、冒険なのに空気がピクニック。


町に着くたびに、仲間がずっとしゃべってる

  • 新しい町に入ると急にドタバタ劇が始まる
  • イベントになると動きもボイスもフルでついてくる
  • 「生きた」表情を感じるレベルの進化

探索中に喋る訳ではないけれど、横で「あれ見て!」「これ食べたい!」って言われてるみたいに「キャラ」がしっかり立ってるのがこの作品。

HD-2D版DQ1より会話量がさらに多くて、
イベントだと、漫才みたいな掛け合いが続くのが面白いところ。


新イベントは驚くほど増えている

  • 影が薄かった町にも専用エピソード
  • 「あ、このキャラ、本当はこんな性格だったんだ」って分かる話も多い

FCやSFC版をやったことある人でも、
「あれ?こんな話あった?」って普通に思うレベル。

「デルコンダルの王様」の強者オーラが凄かったり、
昔の地味な場所にも光が当たってて、次のイベントが待ち遠しくなる。


主人公は静か。だからこそ少し疎外感も

ドラクエ主人公の常として、ローレシアの王子はずっと無言。
仲間同士で盛り上がってるのを、後ろで腕組んで見守ってる時間がけっこう長い。

「みんな楽しそうで良かったな…」って気持ちになる時もあって、
そのあたりは好き嫌いが分かれそう。


戦いはこっちが圧倒する側

  • 強い特技が序盤から使える
  • ベホマズン連打で耐久も完璧
  • 全滅してもすぐリトライ

ガンガン攻めて、サクサク突破。
スクルトやバイキルトが揃えば、
敵が可哀想になるぐらいこっちのターン。

「緊張感がほしい」という人なら、
難易度を上げたり、自分で縛りを入れた方がいいかも。


まとめ:みんなで旅してる感が欲しいならこれ

一緒に歩いて、笑って、時々騒いで。
そんな賑やかさがHD-2D版DQ2のいちばん良いところ。

「せっかく仲間がいるんだし、楽しく旅したい」
そんな人向けのDQ2だと思う。

ドラクエ1で疲れた時のご褒美みたいな感じ。


結局、どれを選べばいいの?

自分のプレイスタイルに合わせて選ぶのが正解。

初めて遊ぶなら → HD-2D版

現代的で親切。イベントもフルボイスで没入感すごい。
新規イベントが豊富だから、既プレイの人も楽しめる。

→HD-2D(Switch)版ドラゴンクエストI&IIをチェックする

カジュアルに昔のドラクエを遊びたい → SFC版

懐かしさと快適さのバランスが絶妙。
原作の雰囲気を残しつつ遊びやすい。GB版・アプリ版も同じ内容。

→SFC版ドラゴンクエスト1・2をチェックする

“あの頃”を追体験したい → FC版

不便さも理不尽も含めて「冒険」。
パスワード地獄も思い出。覚悟は必要だけど、唯一無二の体験。

→ドラゴンクエスト|オンラインコード版をチェックする

どのバージョンでも『ドラゴンクエストの冒険』は存分に楽しめるので、
『どんな風に遊びたいか』で選ぶと後悔しないと思います。