FF14のヘビー級零式1層。
ギミック自体はそこまで難しくないはずなのに、野良だとなぜかワイプが続く。
よく見ていくと、毎回削られるタイミングも、人が落ちる原因もほぼ同じです。
そしてその多くは、DPSチェックではなく「事故が起きた瞬間の立て直し」で差がついています。
この層は、ヒーラーが事故を拾えるかどうかでクリア率が大きく変わります。
本記事では、野良で特に起きやすい失敗と、それを生かすためのヒールワークを具体的に整理しました。
ヘビー級零式1層のヒールは「難所」を知っているかで決まる
1層のヒールワークは、効率的な回しの追求よりも、危険なタイミングにリソースを集中する事が重要です。
DPSチェックが緩いので、事故らなければ必ず倒せます。
この段落では、ヒーラーが特に意識しておきたいギミックとダメージの特徴を整理します。
1.即死級の全体攻撃は「自前の軽減だけで生かす前提」で備える
クラウドキリング、フィナーレファターレの二つは、無軽減だと最大20万超えのダメージを受けて即死します。
全体攻撃の頻度が高く、野良では軽減抜けが起きやすいため、自前のバリアや軽減を最低一枚は必ず合わせる意識が必要です。ヒーラー視点では「軽減が入っている前提」で受ける攻撃ではありません。
また、サディスティックスクリーチも最大19.5万ほどのダメージが出ます。ILが低い段階では、ここも無軽減だと運次第で即死するので注意しましょう。
2.中盤の鉄球フェーズが最大のヒールの難所
中盤の雑魚フェーズ二回目(いわゆる鉄球フェーズ)で、ヒールワーク上特に意識したいポイントは以下の三点です。
- 歯車を踏んだ味方の継続ダメージをフォローする必要があること。
- MTに常時AAが飛ぶため、回復が必要になること。
- 途中でキラーボイス(全体攻撃)が二回来ること。
このフェーズでは、周囲から迫ってくる歯車を回避しながら、鉄球やロッドを破壊していくことになります。
回復・軽減・攻撃・ギミック処理を同時に求められるため、1層の中で最もヒーラーの判断力が問われる場面です。
歯車は四方八方から迫ってくるため回避難度が高く、踏んで継続ダメージを受けたところに全体攻撃が重なり、そのまま落ちる事故が多発します。
一方で、落下してくる鉄球やロッドの破壊が遅れると即ワイプになるため、回避だけに専念できないのも、このフェーズが難所とされる理由です。
ロッドの処理速度は安定度に直結、ヒーラーも破壊に参加する意識を持とう
ロッドは時間経過でダメージ床を広げるため、素早く破壊することが安定につながります。
鉄球落下から数秒後に攻撃可能になるので、ディアなどのDoTを入れてから殴り始めると処理がスムーズです。
ハート・オブ・ミゼリなどの強力な攻撃を持ち越して、ロッドを速攻で破壊するのがオススメ。
湧き位置によってはボス本体を巻き込めて一石二鳥です。
歯車事故は“落とさない”前提でヒールワークを組む
歯車を踏む事故は、このフェーズではほぼ確実に起きます。ここでミスをした味方を生かせるかどうかで、1層のクリア率は大きく変わります。
歯車を踏んだ場合、3秒ごとに約4万の継続ダメージが入ります。放置すると、そのままキラーボイスで止めを刺されるため、早めにリジェネなどの継続回復を付与しておくのが重要です。
さらに、2回のキラーボイスの直前または直後に回復を差し込むことで、継続ダメージつきでも確実に生き残れます。
テンパランス(+ディヴァインカレス)やホーリズムなどの広範囲バリアを、キラーボイスに合わせて使えるようヒールワークを組んでおくと、事故が起きてもパーティを支えきれるでしょう。
鉄球フェーズのMTは「放置すると落ちる」意識で
鉄球フェーズ中は、MTにAAが常に飛び続けます。加えて塔踏みの被ダメージも重なるため、何もしていないと猛スピードでHPが削られていきます。
一見耐えそうに見えても、歯車事故やキラーボイスと重なった瞬間に一気に落ちるのが、このフェーズのMTです。
アビリティだけで耐えさせようとするより、素直にリジェネやメディガを回しておいた方が、突発的な事故への対応に余裕が生まれます。
2回の全体攻撃・キラーボイスにも注意
鉄球フェーズ中、全体攻撃のキラーボイスが二回飛んできます。
最大17万弱のダメージで即死する威力ではありませんが、歯車による継続ダメージやMTの削れと重なると、一気に危険度がアップします。
全体攻撃の前にはHP管理を徹底しておきましょう。
3.終盤は“反応の遅れ=壊滅”になる塔フェーズ
ヘル・イン・アセルは、塔の発生から、自分の塔を見つけて踏むまでの猶予が約5秒しかありません。
踏み遅れ=爆発が起きやすく、終盤のワイプポイントとなっています。
だからこそヘル・イン・アセルでは、失敗した後にどう生かすかを考えたヒールワークが重要になります。
強力な回復アビリティをどこに残すかで、クリア率がはっきり変わります。
特に二回目塔担当のH2(BH)は、前回のソニック散開で方角を見失いやすいので要注意。
塔が湧く前に、自分の担当する塔の範囲をイメージしておきましょう。
塔が爆発しても耐え切れるように、回復リソースを用意する
ヘル・イン・アセルで塔を踏めなかった場合、全体3万+継続6万という大ダメージが入ります。
ここで何も残っていないと、そのまま押し切られて崩れます。
逆に、リタージー・オブ・ベルやパンハイマといった強力な回復アビリティがあれば、GCDヒール込みで十分立て直せます。
このフェーズは「事故が有っても耐えきる」意識を持ってヒールワークを組むと安定します。
塔を全員で踏めた場合は、余った回復リソースをソニック二連やブルータルレインに回せば無駄は出ません。
スプレッドソニックでのタンクケアも忘れずに
スプレッドソニックは約13万ダメージの全体攻撃ですが、タンクだけは別物です。
強攻撃並みのダメージが入るため、タンクは防御バフが無いと即死します。
特にMTは防御バフ回しが苦しくなりやすいので、アクアヴェールなどの単体軽減を掛けるのを忘れないようにしましょう。
4.ブルータルレインは回復アビを温存する判断もアリ
ブルータルレインは、8.5万前後の全体攻撃が3~5回連続で来る攻撃です。
見た目は派手ですが、即死級ではなく、詠唱ヒールを重ねれば十分耐えられます。
ここで強力な回復アビリティを使うと、難所の鉄球フェーズやヘル・イン・アセルで使えなくなってしまうのがネック。
クリアを優先するならブルータルレインで回復アビを温存し、詠唱ヒール連打で乗り切るのも一つの手です。
ヘビー級零式1層の野良でありがちなワイプ原因
ヘビー級零式1層は、「ありがちな事故」とその原因を知っているかどうかで安定度が大きく変わります。
ここでは、野良で特に多いワイプパターンと、注意すべきポイントを整理します。
鉄球フェーズでありがちな3つのミス
- 歯車で継続ダメージを受けた味方が、キラーボイスで止めを刺される
- メインタンクがボスのAAで緩やかに倒される
- ヒーラーが殴らな過ぎて、ロッドが壊せない
対策はヒールワークで紹介した通りです。
ここが1層最大の事故ポイントで、同時にヒーラーの判断一つで生存人数が変わるフェーズです。事前に事故を想定して動くことで、素早い対処が可能になります。
鉄球明けクラウドキリングは、軽減抜け前提で備えること
鉄球フェーズ明けのクラウドキリングは、6分バーストと重なるため、
野良では軽減が入らないことが珍しくありません。
パーティ軽減を前提にすると即死するので、
ヒーラー自身で耐えられるだけの軽減を合わせる意識が必要です。
ヘル・イン・アセルで起きがちなミスの例
- (特にST組が)自分の担当塔に入れず大爆発させる
- ソニックの散開をミスって、塔の味方に当ててしまう
ヘル・イン・アセルの事故は、操作ミスよりも判断の遅れや視点のズレで起きることがほとんどです。
自分の担当塔に入れない、ソニックを味方に当ててしまう、といった事故は、事前準備で防げます。
事故を防ぐ一番のコツは、塔が発生する前に画面を北に向け、塔と自分の位置関係をすぐ把握できる状態にしておくことです。
ソニック自体は、散開位置さえ間違えなければ味方に当たることはありません。発生までの猶予は十分あるので、焦らず位置を確認して動きましょう。
バットデスマッチの事故は初動ミスが原因
バットデスマッチの事故の多くは、開幕の蝙蝠の動きに反応しきれず、扇範囲に当たってしまうケースです。
最初から移動方向を決め打ちせず、スプリントを入れてどちらにも動ける余裕を作っておくと、事故はかなり減ります。
また、直前の頭割りダメージを素早く全快させておくことで、ミスがあっても即死しなくなります。
ちなみに蝙蝠の円範囲は、ボスのターゲットサークルの縁を踏んでいれば安全です。動きが苦手な場合は、この立ち位置を基準にすると安定します。
ヘビー級零式1層で、ヒーラーが火力を落とさないための考え方
零式では、ヒーラーの火力も前提としてボスHPが調整されています。
回復だけしていても進行できる設計ではなく、攻撃し続けることが求められます。
1層のDPSチェック自体は厳しくありませんが、ここでGCDを止めない癖を付けておくと、DPSチェックが厳しい後半層で役立ちます。
ワイプに繋がらない戦闘不能・ダメ低=DPSチェックが厳しくなる、なので
ヒーラーが火力を出せるほど、パーティ全体のミス許容量が増えます。その逆もしかり。
火力は「ヒールを削る」ではなく「GCDを止めない」で決まる
ヒーラーで火力を出そうとすると、まず「回復を減らさなきゃ」と考えがちです。
でも、実際にヒーラーの火力差を生むのはヒール量ではなく、GCDが止まっている時間の長さです。
極端な話、10回20回メディガを撃っていても、常にGCDを回し続けていれば、平均以上の火力は余裕で出る仕組みになっています。もちろん1層のDPSチェックも、普通に超えられます。
だから1層では、回復を我慢するよりも「どうすればGCDを止めずに処理できるか」を考える方が、結果的に安定も火力も両立しやすくなります。
移動ギミック=無詠唱を吐くタイミングだと割り切る
GCDが止まりやすいのが、ヴァンプストンプのような移動量が多いギミックです。
この手のギミックに無詠唱魔法を用意する意識があるかどうかで、火力差が一気に開きます。
例えば、30秒ごとのDoT更新を利用したり、ハート・オブ・ラプチャー/ミゼリを移動に合わせて回せれば、走っている時間でもGCDは途切れません。
逆に、移動中は攻撃しない、もしくはディアだけ連打する形だと、1層でもクリア水準の火力には届きません。
移動用の無詠唱魔法の用意はヒールワークの一部として考えて、事前にしっかり準備しておくと戦闘が楽になります。
レイズが不要な場面では、迅速魔を使うのも有効です。
誰も戦闘不能にならない位簡単なギミックや、逆に一人ミスったらワイプ確定の(レイズの意味がない)ギミックを見極めて迅速魔を切りましょう。
鉄球フェーズは「ロッドに即DoTを入れる」意識を持つ
鉄球フェーズでは、優先破壊対象であるロッドに、必ずディアなどのDoTを入れておきましょう。(ミゼリなどで即処理する場合は不要です)
一方で、鉄球本体はすぐに壊れるため、DoTを入れる価値はありません。
このフェーズではボス本体にも攻撃が通るため、ロッド処理の合間にボスへDoTを維持できると、更に火力を稼げます。
ただし、最優先はあくまで味方の生存とロッドの破壊です。
ボスへのDoTは、ヒールと処理に余裕がある時だけで問題ありません。
味方を落としたり、ロッドのダメージ床で近接の動線を潰してしまっては意味がないので、「殴れる状況かどうか」を毎回判断する意識を持つと安定します。
※ロッドが何処に湧いたか見落としたり、ターゲットするのが苦手なプレイヤーは、敵視リスト上下の操作を使ってターゲットすると楽です。
ヘビー級零式1層の、ヒーラージョブごとの強みと相性
FF14のヒーラーは、見た目以上に性能差(個性)があります。
どのジョブでも攻略は可能ですが、ギミックとの噛み合い次第で「楽さ」と「安定感」に差が出ます。
ヘビー級零式1層の場合は、鉄球フェーズ、ヘル・イン・アセル、バットデスマッチなど、難関ギミックとの相性が気になるポイント。
ここでは実際のギミックを基準に、各ヒーラーがどこで強く、どこで楽になるのかを整理していきます。
ピュアヒーラーは「火力の白」と「回復力の占星」
- 白魔導士:ミゼリの瞬間火力でロッド破壊が速い
- 占星術師:タンクケアとアビ回復で事故を減らせる
白魔導士の強みは、やはりハート・オブ・ミゼリの瞬間火力。
鉄球フェーズではロッドを一気に削れるため、処理が早くなり、結果的にパーティ全体の安定につながります。
また、ヘル・イン・アセルで塔が爆発した場合でも、リタージー・オブ・ベルで立て直せるのは白魔導士ならではの強さです。
一方、占星術師はカードによるタンク支援と、豊富な回復アビリティが武器。
タンクの被ダメージが重い場面でもGCDヒールに追われにくく、安定した進行を作れます。
鉄球フェーズでもアーサリースターを置くだけで、ロッドと周囲をまとめて削れるため、
「忙しいのに火力も落としたくない」場面での戦いやすさが強いポイントです。
バリアヒーラーは「野良適性の賢者」と「ギミック破壊力の学者」
- 賢者:高火力と安定した回復で野良適性が高い
- 学者:疾風怒涛の策が、移動ギミックを根本から楽にする
野良での扱いやすさという点では、賢者が一歩リードします。
ハイマ/パンハイマによる継続ダメージへの強さと、フレグマの火力によるロッド処理で、鉄球フェーズが安定しやすいからです。
また、エウクラシア・プログノシス(詠唱バリア)の実質MP消費がほぼ0な点も、 バリアを多めに張る必要がある野良では地味に効いてきます。
一方で、学者の真価は疾風怒涛の策による10秒スプリント。
これは単なる快適スキルではなく、ギミックそのものの難易度を大幅に下げる性能です。
特にヘル・イン・アセルやバットデスマッチのように、
「移動できるかどうか」で生死が分かれるギミックでは、疾風怒涛があるだけで事故率が激減します。
さらに、占星術師と組んだ場合は、シナジージョブ同士で火力も伸びやすく、
相方ヒーラーを固定できる環境なら、学者の強みがより活きてきます。
1層を安定させる鍵は「完璧さ」より「立て直し力」
ヘビー級零式1層は、全員がミスなく動く前提のコンテンツではありません。
事故が起きて当たり前で、問題はその後です。
なすすべなくワイプするか、そこから立て直せるか。
その分かれ目は、ヒーラーが「事故前提」で準備していたかどうかで決まります。
強力な回復をどこに残すか、GCDを止めずに殴り続けられるか。
この意識があるだけで、1層の安定度は段違いに上がるでしょう。

