新規プレイヤーにとってワールド選びはFF14生活の運命を分けます。
FF14はサーバー(DC)ごとに特徴がはっきり分かれており、自分に合ったDCを知らないと、キャラクターを作り直す羽目になってしまうからです。
この記事ではプレイヤーの実体験を基に各DCの特徴と、ワールド選びで失敗しない為に知っておくべきことを解説します。
まずは、DCとワールドの関係について知っておきましょう。
DCとワールドとは【4つのDCと32のワールド】
Elemental
(エレメンタル)
Gaia
(ガイア)
Mana
(マナ)
Meteor
(メテオ)
Aegis
Atomos
Carbuncle
Garuda
Gungnir
Kujata
Tonberry
Typhon
Alexander
Bahamut
Durandal
Fenrir
Ifrit
Ridill
Tiamat
Ultima
Anima
Asura
Chocobo
Hardes
Ixion
Masamune
Pandaemonium
Titan
Belias
Mandragora
Ramuh
Shinryu
Unicorn
Valefor
Yojimbo
Zeromus
DCはデータセンターの略です。日本サーバーにはエレメンタル・ガイア・マナ・メテオの4つあり、各DCには8つのワールドが所属します。
同じデータセンターならパーティ編成やチャットは自由
同DCのワールド同士なら、パーティ編成やチャットは比較的自由に出来ます。DCが同じ=管理サーバーが同じだからです。
例えばエレメンタルDC下の8ワールド内であれば、パーティ募集ボードを共有して同じクエストに挑んだり、クロスワールドリンクシェルという機能でチャットチャンネルを共有出来ます。
重要なのは4つのデータセンターの選択
つまり、ワールド選びで真に重要なのは4つのDC選びの方です。どこのDCに所属するかが大事であり、ワールド選択はそこまで影響を及ぼしません。
※ただしフレンドとは同じワールドでプレイした方が良いです。これらについてもきちんと補足します。
ワールド選びで肝心な、エレメンタル、ガイア、マナ、メテオDCのそれぞれの特徴を知りましょう。
エレメンタルDCの特徴【海外勢と遊べる】
エレDCを選ぶメリット
- 海外勢のプレイヤーが多い(東南アジア・英語圏が大半)
- 海外プレイヤーと協力・交流できる(ライトコンテンツなら定型文で十分通じる)
- 深夜でもマッチングしやすい(午前2時以降でも人が居る)
エレDCのデメリット
- 異文化交流が苦手な人には向かない
- 日本人が高難度コンテンツをやるのは難しい(英語の募集しかない)
- まとめ狩りが凄いので不慣れだとキツイ
エレDCはスルー能力の高い大人なプレイヤーが多い印象です
些細な違いを気にしていたら、エレDCでは生きていけないのかも
エレメンタルDCには東南アジア(英語圏)のプレイヤーが集まります。特に『Tonberry』『Kujata』の2鯖は海外勢のプレイヤーがとても多いです。
海外プレイヤーとの交流・深夜マッチングが選ぶメリット
英語力に自信がある・もしくはオンラインゲームの英語を学びたいなどの理由はエレメンタルDCを選ぶ動機になります。定型文でも十分に通じますが、英語のチャットが出来れば海外プレイヤーと更に深い交流が可能です。
定型文とは
【よろしくお願いします!】【お疲れさまでした】などのよく使うワードを自動翻訳してくれる機能
また、午前2時前後でも自動マッチングが機能するのがエレメンタルDCのメリットです。東南アジアのプレイヤーは時差の関係で、こちらの深夜までプレイしているからです。
英語で交流したい・深夜メインのプレイヤーなどはエレメンタルDCを検討してみましょう
エレメンタルDCの実体験は?
私がエレメンタルDCでプレイした感想です。
ストーリー・ライトコンテンツの攻略は支障なし
ストーリークエストを進めたり、デイリーなどのライトコンテンツをプレイする分には海外勢の方とマッチングしても全く支障はありません。
挨拶などは定型文で通じますし、クリアするためにベストを尽くすという意識は、どのプレイヤーも同じですから。
まとめ狩りが苦手なプレイヤーは注意
ただし、他のDCに比べてまとめ狩りが激しいのは注意です。ビギナーメインのパーティでも気にせずに沢山のモンスターを集めるので、ゲームに不慣れな方だとついていけないかも知れません。
また、零式以上の高難度コンテンツは英語の募集しかありません。日本人はマナDCにDCテレポで移動してプレイする必要があります。これはマナDC以外のすべてのDCで共通のデメリットです。DCテレポに関しては後で紹介します。
結論:エレDCは【異文化交流】のサーバー
エレメンタルDCに住む場合は【異文化交流】がキーワードです。
海外のプレイヤーと何とかコミュニケーションを取るのが好き、パーティでもフリーダムなプレイスタイルを楽しめる(もしくは自分も個人主義的な)プレイヤーにはオススメ。
日本流の暗黙のルールに疲れた方には
エレDCがストレスフリーかも?
ガイアDCの特徴【社会人が多い】
ガイアDCを選ぶメリット
- 社会人同士でプレイしやすい
- Vtuberが多い(特にRidillワールド)
- マナDCに次いで人気でベテランプレイヤーも多い
ガイアDCのデメリット
- 24時になると人が激減する
- Vtuberが多いのは人を選ぶ
- 土地の空きは少ない
ガイアは社会人とVtuberの多いDCですが、
深夜になるとめっちゃ過疎ります
社会人同士でプレイしたい、社会人中心のフリーカンパニーに入りたいのならガイアDCがオススメです。社会人ユーザーが多いので、FCの募集も沢山建っています。
また、マナDC同様にベテランプレイヤーが多いのも特徴です。ゴールデンタイム(21-24時)ならガイアDCでも高難度コンテンツの募集が可能です。
24時を過ぎるとパーティ募集が無くなる
一方でガイアは24時を過ぎると人が一気に減ります。自動マッチングの速度も遅くなるので、深夜がメインのプレイヤーには不向きです。
特にDPSという人気ロールでプレイする人は、ガイアDCの深夜のマッチングの遅さは痛いかも。
Vtuberが多い(特にRidillワールド)
ほとんどのVtuberの方は棲み分けにとても気を使っているので警戒する必要はありませんが、特徴の一つとして紹介します。
一部のプレイヤーは野良でのパーティプレイを無断で動画配信することもありますが、それはガイアDCに限った話ではないので、そういうリスクもあるゲームだと割り切るしかないです。
ガイアDCの実体験は?
私がガイアDCで実際に遊んだ感想です。
ビギナーさんへの気遣いが温かい
ビギナーさんがパーティに居る時はゆっくり進む、初見の人のムービーを待ってあげるなど、ガイアDCのプレイヤーは気遣いが温かいなと感じました。
コンテンツの攻略が安定している
また、ガイアDCでは多少難しいコンテンツでも安定してクリア出来ました。例えば【極】という中難度のコンテンツであっても失敗してリトライになる事は少なかったです。
結論:ガイアDCは【ベテラン社会人】のサーバー
ガイアDCはベテランプレイヤーや社会人の多さが特徴のサーバーでした。
上手なプレイヤーに導かれてクエストを安全にクリアしたい。(24時前には就寝する)社会人同士で交流したいプレイヤーにはオススメ。
ガイアDCはゲームに不慣れなプレイヤーにとって、安心できる環境だと思います。
人気のあるサーバーが良いけど、マナの混雑はちょっと…
という方はガイアDCがぴったりだと思います
マナDCの特徴【一番人気】
マナDCを選ぶメリット
- 人口が圧倒的でベテランプレイヤーが多い
- 高難度コンテンツの募集が活発
- 買い手が多く生産職には有利(特に消耗品)
マナDCのデメリット
- 大都市がラグい
- 土地の空きが少ない
- ビギナープレイヤーが少ない
マナは圧倒的一番人気のサーバーです
高難度コンテンツをやるならマナ一択と言って良いでしょう
高難度(零式)コンテンツ目当てならマナDC一択
マナDCで始める最大のメリットは、高難度(零式)コンテンツのパーティ募集の多さです。
他のサーバーからも高難度プレイヤーが集結するので、野良で零式をプレイするならマナDC一択という状態になっています。
>パーティ募集の時だけマナDCに行く手はあるが…
実は他のDCでキャラクターを作成しても、DCテレポという機能を使えば一時的にマナDCに行くことが出来ます。
しかしDCテレポ中は制約が多いので注意しましょう。
>例・DCテレポ中はフリーカンパニーのチャットが使えない
例えば、DCテレポ中はフリーカンパニーの機能を一切使えません。特にFCチャットが見れないのは、コミュニケーション重視のプレイヤーには致命的です。
高難度コンテンツの為にDCテレポを利用すると、ログイン時間の大半はマナDCで過ごすことになるので、強制的に幽霊部員状態になってしまいます。
FC活動と高難度コンテンツを両立させたい場合は、マナDCで始める事を強くオススメします。
DCテレポ中は倉庫も使えません。その他詳細については後の項目で解説します。
マナDCにキャラを作る方法
『そもそもマナDCが混雑しててキャラ作れないんだけど?』
夜の時間帯は無理でも平日の早朝だと作れることもあるので、どうしてもマナDCで始めたい場合は早起きしてチェックしてみましょう。(拡張パックの発売前後は早朝でもほぼ無理)
ちなみに混雑しているかどうかはゲームを起動しなくても、公式のワールド稼働状況ページを見ればわかります。
参考リンク
ワールド稼働状況ページ
生産職はマナDCが少し有利
生産職はマナDCで少し得します。理由は買い手が多く、高難度プレイヤー向けの消耗品がめっちゃ売れるから。具体的には料理と薬(調理師とアルケミスト)です。
作ったものがどんどん売れる快感を味わいたいなら、マナDCでプレイすると良いでしょう。
マナDCの実体験は?
私がマナDCで実際に遊んだ感想です。
大都市の混雑がすさまじい
人口が多い分、大都市の混雑はスゴイです。
FF14はPC負荷の低いゲームなのでキャラクターが多くても問題にはなりませんが、低スペックPCや無線環境だと弊害があるかもしれません。
ログインに時間が掛かる事も
マナDCの場合、混雑具合によってはログインに数十分以上掛かる事があります。(特に大型拡張直後)
黄金のレガシー直後も大混雑が予想されるので、マナDCに住む場合は覚悟しておきましょう。
なお、対策に予めログインして放置しておくことはできません。混雑時はキャラクターを30分ほど放置すると自動ログアウトされてしまうからです。
結論:マナDCは【高難度コンテンツ】のサーバー
マナDCで始めるメリットは高難度コンテンツの募集の多さです。
しかし、圧倒的に人気サーバーだけに人が多すぎる、土地が空いていないなどのデメリットもあるので注意しましょう。
逆に言えば、高難度に興味が無ければマナDCである必要も無いという事です
人気に惑わされずに、自分に合ったサーバーかどうかで選んだ方が後悔しません
メテオDCの特徴【ビギナーが多い】
メテオDCを選ぶメリット
- ビギナープレイヤーが多く、仲間を探しやすい
- 土地の空きが多く、家を建てやすい
メテオDCのデメリット
- 極コンテンツ(中難度)でもパーティ募集が難しい
メテオDCはビギナープレイヤーが多いサーバーです
一緒に進める仲間を見つけやすいのがメリット
メテオDCはビギナーが多い他、家を持ちやすいのもメリットです。一方で高難度プレイヤーの少なさから極(中難度)コンテンツでも募集が厳しくなっています。
メテオDCの感想は?
私が実際にメテオDCで遊んだ感想です
極(中難度)コンテンツの募集が少ない
メテオDCで感じた不便としては、自分の場合、極コンテンツの募集の少なさが一番でした。
極コンテンツは難易度的には中くらいなので、マナDC以外でもよく募集されているのですが、メテオDCに限っては極の募集すら無かったのが痛かったです。
>極コンテンツの為にマナDCに移動するのは辛い
もちろんマナDCに移動すれば極コンテンツのパーティは楽に組めます。しかし、実際は極の為にマナDCに一々移動するのはかなり面倒くさいです。
というのも、この極コンテンツは周回前提のデザインになっていて、50周するとレアマウントが確実にもらえる仕組みになっています。
その為、極周回を日課にするプレイヤーも多いですが、毎日数分かけてマナDCに行って帰ってくるのはトータルで相当な遊び時間の損失になってしまうからです。
極周回の難しさは、レアマウントを集めているプレイヤーにとっては地味に大きなデメリットだと思います。
高難度に興味が無くても極は周回するプレイヤーは意外と多いです。ライトプレイヤーのエンドコンテンツの一つとも言えます。
結論:メテオDCは新規プレイヤー向けだが、デメリットにも注意が必要
メテオDCは新規プレイヤーが仲間を探したり、家を持つのにはオススメのDCです。しかし、極周回が難しいなどの新規が多い故のデメリットもあるので、サーバー選択の際は注意しましょう。
FF14を普通にプレイすると、半年くらいでビギナーマークは消えます
そうなってもメテオDCにメリットを感じるかどうかで選ぶと後悔しないと思います
DCテレポ・優遇ワールドの解説【知っておくと有利】
DCテレポと優遇ワールドについて解説します。ワールド選択の判断で超重要なので、知っておきましょう。
DCテレポ=他のサーバーに遊びに行ける機能
DCテレポを利用すれば、他のサーバー・ワールドにいつでも自由に移動できます。ただし、混雑しているワールドには移動できません。
特に零式期間中のマナDCは鎖国されている事が多いです。(早朝ならテレポできる)
DCテレポ中はFCチャットや倉庫が使えない
DCテレポは物理サーバーを飛び越えて移動するので、FCチャットや倉庫が使えません。
DCテレポはどんな時に使う?
DCテレポを利用するケース
- マナDCに高難度コンテンツの為に移動する
- 他DCに居るフレンドに会いに行く
- 他DCのイベントに参加する
1.に関しては既に紹介した通り、高難度(零式)の為にマナへDCテレポするのは主な使い道の一つです。
2,3について詳しく解説します。
他DCのフレンドやイベントのために移動する
DCテレポを使えば他DCのフレンドに会ったり、イベントに参加したりできます。
この機能で、サーバーをまたいで活動を広げる様な方もFF14には存在します。
コミュケーション重視のプレイヤーにとっても、DCテレポはとてもありがたい機能です。
結論:DCテレポは主に高難度やコミュニケーションの為に利用する
マナDCがホームでなくてもDCテレポを使えば高難度コンテンツを遊ぶことが出来ます。
他DCのフレンドにも会いに行けるので、上手く使って自分のプレイの幅を豊かにしていきましょう。
優遇ワールドとは
優遇ワールドでキャラクターを作成すると3つの特典がもらえます。
- レベル79まで取得経験値が+100%(作成後90日間)
- シルバーチョコボの羽×10がもらえる(そこそこの装備品と交換できる)
- 15日分の無料プレイ期間が付与される(一度のみ)
新規は優遇ワールドで始めるべきか?
結論から言うと「ほぼ」NOです。各種特典はFF14を長く続けるつもりなら、重要ではありません。
シルバーチョコボの羽×10で交換できる装備品は同等以上の物が簡単に手に入る為、ほとんど意味がありません。
無料プレイ期間は魅力的ですが、サブキャラを優遇ワールドで作れば貰えるので、動機にはなりません。
生産職のレベルを上げたいならアリ
しかし、レベリングにギル(ゲーム内通貨)が沢山必要な、生産職のレベルを上げたいなら優遇ワールドで始めるのもアリです。
その場合はボーナスの付く90日以内に、全ての生産職のレベルを80にしてしまいましょう。
普通にレベリングする場合に比べて、かなりのギルと時間を浮かすことが出来ます。
『フリートライアル』や『スターターパック』ではレベル70以上に上がらないので注意 コンプリートパックで始めればレベル90まで上げることが出来ます。ファイナルファンタジーXIV コンプリートパック【新生エオルゼア~黄金のレガシー】【Amazon.co.jp限定】オリジナル壁紙 配信 |Win対応|ダウンロード版
結論:優遇ワールドよりもDCの特徴やフレンドで選ぶべき
優遇ワールドの特典はプレイ次第でどうとでもなります。
しかし、DCの特徴やフレンドとの時間はこれらの特典よりもはるかに重要です。
ワールド選択の際はフレンドと同じワールドを第一に、DCの特徴を第二に考えて、優遇かどうかはおまけくらいに思うと良いでしょう。
失敗しないワールドの選び方【フレンド第一】
ワールド選びで失敗しない方法について解説します。
ワールドは「一部」を除いてほとんど違いナシ
各サーバーに特徴のあるDCと違い、ワールドは一部を除いてどこを選んでも同じです。
特徴的なワールドの例
- マナDC・Asura:海外プレイヤーが少し多い
- ガイアDC・Ridill:Vtuberが多い
- エレDC・Tonberry:海外プレイヤーが特に多い
- エレDC・Kujata:海外プレイヤーが多い
これらのワールドを選ぶ場合は上記の特徴に注意しましょう。
ワールド選択優先度:フレンド>入りたいフリーカンパニー>優遇ワールド
一緒に遊びたいフレンドが居る場合は、必ず同じワールドで始めるようにしましょう。フレンドとワールドが分かれると、同じフリーカンパニーに入れない、倉庫が使えないなどの不便が多いです。
また、入りたいフリーカンパニーがある場合は同じワールドで始める必要があります。ホームワールド以外のフリーカンパニーには加入できないからです。
優遇ワールドの特典については既に述べた通りです。上記二つよりは遥かに優先度が低いので、オマケ程度に。
結論:自分のプレイスタイルに合ったDCを選ぼう
各DCの特徴をおさらいします。
自分のプレイスタイルに合ったDCを選ぼう
- 高難度重視=マナDC
- 社会人と遊びたい=ガイアDC
- 深夜or海外勢と遊びたい=エレメンタルDC
- ビギナー同士で遊びたい=メテオDC
ワールドに関してはフレンドと一緒であればどこでも良いです。
とにかく重要なのはDC選択なので、ここだけは妥協せずにじっくり考えて始めましょう。
製品版アカウントでないと、倉庫やフリーカンパニーは利用できないので注意
詳しくは【FF14】フリートライアルの制限【できること、できないこと】で解説しています。
以上です。
この記事を読んだ皆さんが、良いエオルゼアライフを送れることを祈っています。
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