FF14でヒーラーとして火力を出すために最も大切なポイントは、「GCDを止めないこと」。これを徹底するだけで、最高難度の絶コンテンツでも十分な火力を発揮できます。
オーバーヒールやヒール削減にこだわる必要はありません。詰めプレイヤーでもなければ、オーバーヒールの影響は微々たるものです。しかし、GCDを止めることは火力の大量ロスに直結します。
GCDを止めずに回し続けるヒーラーと、そうでないヒーラーでは、時に近接LB3に匹敵する火力差が生じることもあります。ヒールを削るよりも、まずはGCDを止めないことを優先するべきです。
この記事では、GCDを止めないための具体的な方法や、なぜそれが重要なのか、さらにHUDの配置や効果的な練習方法も紹介します。
GCDとは?
GCD(Global Cooldown)は、「共通リキャスト時間」を指します。1つのGCDスキルを使用すると、そのクールダウンが終了するまで他のGCDスキルは使えません。
GCDスキルの見分け方
GCDスキルはスキル説明文に「魔法」または「スキル」と書かれているものです。例えば、白魔導士なら「グレアガ」「ディア」「ハートオブラプチャー」「メディガ」などが該当します。
GCDを止めないとは?
「GCDを止めない」とは、GCDスキルを常に回し続けること。10分間(600秒)の戦闘でGCDを一度も止めなければ、240回のスキルが使えます。GCDを途中で止めれば、その分火力や回復のチャンスを失います。
アビリティとの違い
アビリティは、GCDスキルのクールタイム中にも使用できます。GCDスキルを使った後、素早くアビリティを使えばロスなく攻撃や回復が可能です。
なぜGCDを止めないだけで火力が出るのか?
ヒーラーの火力は、GCDスキルに大きく依存しています。GCDスキルをフル回転させれば高火力を維持できますが、GCDを止めてしまうと、その分火力が減少し、合計火力に大きな差が出ます。
例えば、賢者の火力は、GCDをフル回転させた場合「ドシス10:DoT2:その他スキル3」という割合になります。もしGCDを10%止めてしまうと、ドシスの火力が1減少し、合計で火力が14に落ちます。
以下の表は、バリア未使用/20回使用の賢者を例に、GCDを止めた場合と止めなかった場合の火力差を比較したものです。
賢者 | GCDフル回転 (バリア0) | GCDフル回転 (バリア20回使用) | GCD80%回転 (バリア0) | GCD80%回転 (バリア0) |
---|---|---|---|---|
ドシス火力 | 10 | 9 | 8 | 7 |
DoT火力 | 2 | 2 | 2 | 2 |
他スキル火力 | 3 | 3 | 3 | 3 |
GCDバリア回数 | 0 | 20 | 0 | 20 |
合計火力 | 15 | 14 | 13 | 12 |
この表の通り、GCDをしっかり回せば、バリアを多用するオーバーヒールマンでも高い火力を出すことができます。逆にGCDを80%しか回せないと、バリアを極限まで削ってもオーバーヒールマンに火力ですら及びません。
ヒールを削ることよりも、まずはGCDを回し続けることが、如何に大切なのかがわかります。
GCDを止めないためのテクニック5選
ここでは、GCDを止めないための5つのテクニックを紹介します。
1.GCDスキルの先行入力
FF14ではスキルの先行入力が可能です。クールタイムが終了する直前に次のスキルを入力することで、スムーズに次のアクションを発動でき、GCDのロスを防げます。
2.アビリティの先行入力
アビリティも先行入力が可能です。GCDスキルを使った直後に素早くアビリティを入力することで、GCDのクールタイム中にアビリティをロスなく使用できます。
3.滑り撃ちの活用
「グレアガ」などの魔法スキルは、詠唱完了の0.4秒前から移動を開始しても詠唱が中断されません。この「滑り撃ち」を活用すれば、ギミックに対応しつつ火力を維持することができます。
4.無詠唱魔法の活用
滑り撃ちでも移動が間に合わない場合は、無詠唱魔法を使いましょう。ただし、DoTを無駄に更新するのは火力ロスにつながるので注意が必要です。白魔導士なら「ハート・オブ・ラプチャー」や「ミゼリ」、「グレアジャ」などを上手に使いましょう。
5.詠唱中断を避ける
詠唱中断はGCDを止めてしまうことと同じです。詠唱中に攻撃予兆が出ても慌てずに、ギリギリまで滑り撃ちを使って対応しましょう。
GCDを止めないための定番デバイス
GCDを止めないヒーラーとして活躍するためには、デバイス選びも大切です。
操作性を向上させるデバイスを使うことで、ターゲットの切り替えや滑り撃ち、先行入力がスムーズになり、結果的にヒーラーとしての火力が向上します。ここでは、FF14プレイヤーにおすすめの定番デバイスを紹介します。
パッドヒーラーの鉄板アイテム:Logicool G ゲームパッド F710r
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Logicool G ゲームパッド F710r ゲーム コントローラー ワイヤレス USB レシーバー 滑らかな操作感 FF14 steam PC PS5 PS4 windows F710 国内正規品 【 ファイナルファンタジー XIV 推奨モデル 】Logicool G ゲームパッド F710rは、パッドを使うヒーラーにとって定番中の定番。PSコン系のボタン配置なので、PSユーザーにも馴染みやすく、さらに価格がPS5コントローラーの約半分で売られている事が多く、コスパも抜群です。
また、FF14推奨モデルとして互換性が保証されているため、安心して使用できるのも大きな魅力。お手軽にスタートしたい方にはぜひおすすめです。
より正確なモンハン持ちの実現:XBOX純正コントローラー
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【純正品】Xbox ワイヤレス コントローラー + USB-C ケーブルXBOX純正コントローラーは、PS系コントローラーとは異なり、十字キーが下側に配置されているのが特徴です。この配置により、「モンハン持ち」(左手の親指でアナログスティック、人差し指で十字キーを操作する持ち方)の際、十字キーを親指で操作できるため、より正確な操作が可能になります。
特に移動しながらのターゲット切り替えやスキル発動をスムーズに行いたいヒーラーに最適で、PS系コントローラーでのモンハン持ちが上手くいかない方はこちらを試してみると良いかも。
ゲーミングマウスの定番・G600(親指12ボタン付き)
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Logicool G ゲーミングマウス G600t 有線 ゲーミング マウス USB 接続 LIGHTSYNC RGB MMO ゲーム向け 多ボタン 20個 プログラムボタン PC windows mac ブラック PC window mac G600 国内正規品 【 ファイナルファンタジー XIV 推奨モデル 】G600は、FF14のヒーラーにとって鉄板のゲーミングマウスです。親指側に12個のボタンがついており、ここにスキルやアビリティ、ホットキーを割り当てることができます。これにより、操作のスムーズさと効率性が劇的に向上します。
FF14推奨モデルで多くのプレイヤーが愛用しているので、マウス選びで迷ったときはこれ使っとけば安定みたいなモデルです。
左手デバイスの定番・Razer Tartarus V2
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Razer Tartarus V2 左手デバイス 左手キーボード メカメンブレン 全キー自由に割り当て可能 【日本正規代理店保証品】 ファイナルファンタジーXIV 推奨デバイスRazer Tartarus V2は、左手デバイスの王道ともいえる存在。左手でこのデバイスを操作し、右手でマウスを使うことで、アナログスティックを活用しつつ、マウスとキーボードの良いとこ取りを実現します。特に、WASDキーに依存しない移動が可能になる点が大きな強み。
FF14推奨モデルでもあり、価格も手ごろなので、左手デバイスの入門機としてもおすすめです。扱いやすく、操作性が飛躍的に向上するので、プレイの快適さを追求する方にぴったりのアイテムです。
GCDを止めないためのHUD配置
HUD配置を見直すのも、GCDを止めないヒーラーに近づく方法の一つです。以下に例を示します。
キャストバーを自キャラの近くに配置する
キャストバーは自キャラの近くに配置するのが超オススメ。詠唱時間を確認しながら操作することで、滑り撃ちがやりやすくなって、詠唱中断を避けることが出来ます。
グレアガのホットバーを自キャラの近くに配置する
グレアガなどのホットバーを見やすい位置に置いて、GCDの回転具合を確認しましょう。途切れなくGCDを回し続ける練習に役立ちます。
GCDを止めないための練習方法
GCDを止めない感覚を身に付ける練習方法を紹介します。
1. 木人を相手にひたすら殴る:
木人討滅戦の練習を通して、滑り撃ちやアビリティの先行入力をマスターしましょう。
2. デイリールーレットで練習する:
難易度が低く、気軽にGCD回しを練習できるコンテンツです。
3. ソロ・制限解除で過去コンテンツに挑む:
詠唱中断を減らす練習や滑り撃ちの練習に最適です。
補足:木人討滅戦の開放場所(黄金のレガシー)
木人討滅戦はソリューション・ナイン(X:20.0/Y:17.0)にいるNPCに話しかけることで開放できます。
開放後にヘリテージファウンド(X:16.5/Y:8.8)のNPCに話しかければ、専用の練習MAPに突入出来ます。
まとめ
GCDを止めないことが、FF14のヒーラーとして火力を出すための最も重要なポイントです。GCDを止めずに回すためのテクニックを身につけ、高難度コンテンツでも活躍できるヒーラーを目指しましょう。
以上です。
最後まで読んで頂いてありがとうございました!