「野良でも100階まで行けるの?」
──黄金のレガシーで追加されたFF14の新ディープダンジョン「ピルグリム・トラバース」は、そんな疑問を持つ人が多いコンテンツです。
実際、ピルグリムは過去作(オルト・ミハシラ系)よりも敵のHPが低く、ギミックもシンプル。
つまり、きちんと動けるメンバーが数人いれば野良でも踏破が狙える難易度です。
この記事では、ピルグリム・トラバースの野良攻略事情を中心に、
・クリア率を上げるコツ
・おすすめジョブ
・タンク(先導役)の立ち回り
・深層で絶対やってはいけない行動
などを、実際のプレイ環境に沿って解説します。
ピルグリム・トラバースは野良でもクリアできる?
ピルグリム・トラバースは、コンテンツファインダー形式での野良マッチングに完全対応しています。
つまり、固定を組まなくてもソロ申請から100階踏破まで狙える設計です。
実際のところ、深層でも『こいつは要注意!』って敵は存在せず、敵の体力も過去のDD(オルト・ミハシラ系)よりずっと控えめ。
きちんと動ける先導タンクさえいれば野良でも安定してクリア可能です。
「本当に?」と感じるかもしれませんが、難易度の体感は
ピルグリム91〜99F ≒ オルトエウレカ61〜70F(もしくはミハシラ中盤)
といった印象。よほど雑に動かない限り、理不尽な事故はほぼ起きません。
ただし、DDの安定度を左右するのはやはりタンク次第。特に野良ではメインタンクの立ち回りがとても大事。
後半では、その先導役のコツを詳しく解説していきます。
ピルグリム・トラバースは予習しなくても攻略できる?
結論から言うと、メインタンク以外はほぼ予習不要、ただし99Fのラスボスだけは例外です。
メインタンクは61階以降の敵知識が必須。
一部、スタンが効かない危険な雑魚がいて、そいつの範囲を味方に向けてしまうとかなり危険です。
先導役を務める場合は、敵リストと挙動だけでも軽く目を通しておくのが良いでしょう。
それ以外のロール(DPS/ヒーラー)は、1〜98階までは予習なしでも十分対応可能。
ただし、(61F以降は)先釣りや単独行動をしないなど、ディープダンジョン共通の基本ルールは学んでおきましょう。
そして、99階のボスだけは完全に別物。
ギミックを知らないプレイヤーは、ボスを回復させたり雑魚を呼び出す地獄絵図になります。
そのレベルになると、もう“ずっと床に寝てもらった方がマシ”という悲しい結末に……。
つまり、
タンク=予習必須
他ロール=基本不要、ただし最終ボスだけは要チェック!
この感覚でOKです。
ピルグリム・トラバースのおすすめジョブ・ロールは?
正直に言います。ピルグリムはジョブ格差がかなりハッキリしています。
■タンク:ナイト >>> 他
タンクは(性能的には)ナイト一択です。
理由は単純で、リキャストなしの「シールドバッシュ」で雑魚を無限にスタンできるから。
ピルグリム内の敵はほとんどがスタン耐性なしなので、ナイトがいるだけで9割の敵が木人化します。
他タンクだと、「ロウブロウ」(20秒リキャ)を待つ間にギミックを処理したり、
味方に避けてもらう必要が出るためテンポが悪くなります。
先導を務めるなら、ナイトが最も安全で安定です。
💡 野良の難易度を安定させたいなら、自分でナイトを出して先導するのが一番確実。
とはいえ他のタンクも、「タンクというだけで偉い(安定度アップ)」ので、ナイトのレベルを上げてない場合は、他のタンクを出すのもアリ。
■ヒーラー:不要
悲しいけれど、ピルグリムではヒーラーの出番がほぼありません。
雑魚の通常攻撃の火力は非常に低く、味方への回復は不要。一方で、スキルに被弾=余裕で即死なので、回復もバリアも関係なし。
深層で自然回復不可などを引いたとしても、ポーションや自己回復スキルで十分です。
確定ダメージのボス技もほとんどなく、ミスしてもポーションで各自リカバリー可能。蘇生についても「フェニックスの尾」が複数持ち込めるため、蘇生役がいなくて詰むケースは皆無です。
🔸 ヒール・蘇生をしたいなら、ヒーラーよりも赤魔道士の方が圧倒的に有用。
火力も高く、結果的に全体の安定度が上がります。
■DPS:近接か赤魔道士がオススメ
各ロールのざっくりした特徴はこんな感じ👇
- 近接:スタンを使えるジョブならタンク不在時の補助にもなる
- レンジ:遠距離攻撃で安全に立ち回れる(事故が少ない)
- キャス:赤魔>>召喚>他(召喚も迅速蘇生でサポ可)
赤魔道士は火力・迅速蘇生・回復をすべてこなせる万能枠で一番のオススメ。
近接もスタンが使える為、うっかり敵を複数釣ってしまった時のカバー役になれるなど、安定度に貢献出来ます。
とはいえ、不慣れなジョブで来ると範囲スキルの誤爆で巡回を巻き込むなどの事故が起きやすくなるので注意。DPSは各ジョブにそこまで差が無いので、慣れてるジョブが最強です。
総じて、
💬 ナイト(先導)+赤魔(サポート)+自由枠×2
この構成が最も事故が少なく、野良でも安定して踏破可能です。
ピルグリム・トラバースのタンクのコツ(先導役)
タンクが意識したいのは、次の4つです。
- 開幕の巡回ラッシュを警戒する
- 巡回雑魚は見つけたら倒す
- 敵が多い部屋は一体ずつ確実に
- スキルは全部スタンで止める
ピルグリムは敵が弱めとはいえ、先導タンク次第で安定度がまるで違います。特に「巡回処理」が安定のカギ。ここを丁寧にやるだけで、事故率は目に見えて下がります。
開幕の巡回雑魚ラッシュを警戒する
階層が始まると、巡回雑魚が一斉に動き出します。
通路の奥からぞろぞろ押し寄せてくる「巡回ラッシュ」が起きやすく、これが一番の事故原因。
まずは開始直後に巡回雑魚チェック。巡回が見えたら、部屋の端まで誘導して倒しましょう。端で戦うのは、他の巡回に感知されないようにするためです。通路の安全な場所で処理するのもOK。
また、開幕から1〜2部屋目は横着せず、部屋の雑魚をすべて倒しておくと更に安全。スルーした結果、奥の巡回雑魚と部屋の雑魚に挟まれて身動き取れず…、みたいな状況を防げます。
DD(ディープダンジョン)で一番大事なのは、開幕の巡回管理。開幕は気を引き締めて、決して甘えずに進めていきましょう。
巡回雑魚は見つけたら倒す
「あの巡回雑魚、今は別の方向に行ったし、放っておいてもいいかも」
──これ、絶対ダメです。巡回は必ず戻ってきます。
戦闘中に後ろから来られると、めっちゃくちゃ危険です。深層で広範囲スキルを通されたらほぼ終わり。
なので、巡回雑魚は見つけた時点で最優先で処理しましょう。「面倒だから放置」は厳禁!
敵が多い部屋は一体ずつ確実に
「あの部屋敵多いな、スルーしたいな…」と思った時ほど危険。
ピルグリムでは、敵をスルーして抜けようとする方が時間ロスになりがちです。
理由は単純。
ピルグリムの敵のHPは低く、1体につき10秒ほどで倒せます。仮に部屋に10体いても、2分弱で終わる計算。悩んだり相談する前に、とっとと敵を釣って倒しましょう。
逆にスルー失敗で戦闘不能者が出ると、蘇生で時間がかかり、巡回との遭遇率も上がり、結果的に遅くなります。
野良では面倒でも「一体ずつ釣って倒す」。これが最も速くて安全な進み方です。
※たくさんの敵を倒す時はテンポよくどんどん釣りましょう。間が飽くとタイムロスは勿論、焦れた味方が暴走して先釣りするリスクも増大します。
敵のスキルは全部スタンで止める
ピルグリムの雑魚はほとんどスタンが通ります。止められるものは全て止めた方が安定します。
ただし、開幕で即スタンはNG。必ず詠唱を見てから止めること。変な位置で敵が止まると悲惨ですし、そもそもスキル以外を止める意味がありません。
ポイントは「スキル詠唱を見てピンポイントで止める」。それだけで安定が爆上がりです。
要は、ピルグリムのタンクは“巡回管理と丁寧な進行”が全て。
敵が弱い分、雑な立ち回りが事故に直結します。
焦らず、確実に──これが100F安定の最短ルートです。
ピルグリム・トラバースで絶対やってはいけない3つのこと
ピルグリムでのNG行動は、すべて「余分な敵をアクティブにすること」に集約されます。
これさえ避ければ、難易度はぐっと下がります。
① 自動ターゲットをONにしたまま挑む
まず一番多い事故がこれ。
キャラクターコンフィグ → ターゲット → 自動ターゲット設定「敵対アクション実行時にターゲットを自動選択して実行する」
このチェックは絶対に外してください。
ONのままだと、目の前の敵を倒した直後とかにスキルが思わぬ敵に暴発し、予期せぬ先釣り事故を起こします。
ピルグリムのようなDDでは、「敵を二体以上同時に釣る=ワイプの危険」。
深層ほどその重みは増します。
出発前に、ターゲット設定の確認は必ずしましょう。
② 範囲攻撃で他の敵を巻き込む
赤魔導士のレゾリューションのような直線攻撃。
つい使いたくなりますが、他の敵を巻き込まない様に常に注意しましょう。
プレイヤーの範囲攻撃は壁を貫通しないので、
「壁に向けて撃つ」を意識しておけば安全です。
少しでも不安があるなら、範囲技は封印して堅実に。
ちょっとの我慢が100F到達への近道です。
※他にも踊り子の各種範囲付きのスキル、白魔導士のアサイズ/占星術士のクラウンロードなどは範囲がヤケクソに広いので要注意。深層では封印しましょう。
③ 感知範囲を意識せず戦う
タンクが敵を通路に釣ってきた時、
後衛が「安全そうだから」と下がりすぎて──
後ろの部屋の敵を感知させる。
これが典型的な後衛発ワイプの原因です。
対策はシンプル。
後ろが安全でないときは、タンクと同じ位置で戦う。
これだけでかなり事故を防げます。
タンクから下がりすぎるのは安全どころか、無駄な危険を増やすだけと心得ましょう。
ピルグリムは敵が弱くても、「余計な一体」で一瞬にして壊滅します。
だからこそ、
・自動ターゲットOFF
・範囲角度注意
・安全位置キープ
この3つを守ることが大切です。
99Fボス・エミネントグリーフの野良攻略事情
エミネントグリーフは、未予習だとまったく歯が立たないタイプのボスです。
ですが実際には、未予習で挑むプレイヤーが非常に多いのが現状。
※特に事前警告もないコンテンツなので、知らずに挑んでも何も悪くありません。大事なのはその環境で自分がどうカバーして、クリアに導くかです。
■ 野良でも倒せるの?
結論から言えば、ギミックを理解している人が2人いれば十分倒せます。
攻撃強化などの土器(バフアイテム)が無くても、
その2人がしっかり動ければ10分以内に撃破可能。
ただし、ギミックを理解しているのが自分ひとりだけの場合は、
・味方のミスによるボス回復
・雑魚召喚による時間ロス
などで長期戦になり、20分程度掛かることもあります。
■ 安定踏破を狙うなら
91〜99Fを確実に踏破したいなら、
最低でも1人、信頼できるフレンドを連れて行くのが安全。
未予習メンバーが混ざっても、二人で立て直せば十分カバーできます。
■ ギミックの体感難易度
エミネントグリーフのギミックは、
ノーマル討滅戦レベルのシンプルさで、
被弾時のダメージは極討滅並みというバランス。
つまり、予習さえしていれば、初見でも十分対応可能です。
■ 今後の環境
今後、踏破済みプレイヤーが増えてくれば、
ソロマッチングでも安定してクリアできるようになると思われます。
特に、深層・ラスボスのギミックを理解している人が数人混ざるだけで、
戦況は見違えるほどスムーズになります。
まとめ・ピルグリム・トラバースは“野良でも行ける”

ピルグリム・トラバースは、過去のディープダンジョンと比べても明らかに難易度が抑えられており、立ち回りの基本さえ押さえれば野良でも十分クリア可能です。
とはいえ、タンクが巡回処理やスタン管理を怠ると一瞬で崩れるため、安定の鍵は先導役のスキルにあります。
ピルグリムはスタン入れ放題のナイト最強。これがシンプルな結論。
他ロールで挑む際は、「余計な一体」を釣らないように注意しながら立ち回りましょう。ラスボスの予習も忘れずに!
慣れないうちは、91F以降だけでも友人と組んで挑戦すると安心です。
ギミックさえ把握していれば、100F踏破は決して遠い目標ではありません。
むしろ今のピルグリムは、DD初心者が“初めてクリアを掴めるチャンス”とも言えます。
次に踏み出す一歩が、あなたの「はじめての黄金DD踏破」になるかもしれません。