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ロマサガ3リメイクでコマンダーモード廃止|なぜ惜しまれるのか

ロマンシングサガ3 ディスティニーユナイテッド(通称デスサガ)、ついに発表されましたね。評判の良かったリベサガ(ロマサガ2リメイク)と同じスタイルということで、期待している人も多いはず。

ただ、公式生放送で「コマンダーモードは廃止」とはっきり言われてしまいました。

「え、そんなに惜しまれるほどのもの?」と思った方。たぶん、コマンダーモードを知らない人ほどそう感じるはずです。でも、やり込み勢が嘆いたのには、ちゃんと理由があります。

結論を先に言うと、コマンダーモードはロマサガ3の中で、いちばんバランスが壊れていて、いちばん熱いモードでした。


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HP100台で四魔貴族が倒せる、それがコマンダーモードの強さ

まずバランスブレイカーぶりの証拠をお見せします。コマンダーモードなら、四魔貴族のアウナスをHP100台で撃破できます。

普通に戦えば、アウナスは炎カウンターが厄介すぎる強敵。なのにコマンダーモードだと、そのカウンターが逆に武器になるんです。

コマンダーモードでのアウナス攻略の流れ

カウンターした敵は行動が1つキャンセルという仕様を利用して、烈風剣などの強力な剣技を封じるのがポイント。

本来2回攻撃のアウナスが1回しか動けなくなるので、HP100台でも1ターンでの全滅を回避できます。

  1. 陣形は「ワールウインド」、陣形技は「高速ナブラ」を用意
  2. 後列の素早いキャラに近接攻撃を繰り返させ、わざと炎カウンターを誘発
  3. 陣形ポイントが溜まったら高速ナブラで反撃開始。序盤から2000ダメージ以上が出る

カウンターを食らったキャラは当然戦闘不能になりますが、大丈夫。ターン終了時に勝手に蘇生するからです。

つまり、味方は倒れる、蘇る、また殴って倒れる、を繰り返しながら、敵の行動を削り続ける。これがコマンダーモード名物の「ゾンビアタック」です。

後は誰かのLPが尽きる前にアウナスを倒し切るだけ。高速ナブラ(事前に閃いておいても良い)を4回ほど撃てれば、残りは閃いた技での削りで倒せるでしょう。

※補足1
流石に武器はアーメントゥームなどの店売り最強級が必要。スタンレーで傭兵を行うなどしてオーラムを稼いでおこう。

※補足2
後列に素早いキャラを置いた状態で【陣形技優先+高速ナブラ】を使用すると、陣形技優先の効果により、ほぼ確実にアウナスに先行して高速ナブラを撃てます。

強さの正体は「ターン終了時の自動蘇生」

コマンダーモードは「死ぬ前提」で設計されているため、自動蘇生をはじめ、次の4つの強力なメリットがあります。

  • 陣形技が使える
  • ターン終了時に全員が小回復+状態異常解除+自動蘇生
  • ターン開始時、回復アイテムをフリー行動で使える
  • 作戦で味方の行動や行動順を大きく制御できる

ファイターモード(通常の戦闘モード)とは違い、コマンダーモードは「LPが尽きる前に敵を倒せば勝ち」という戦い方。倒れることが前提だから、被ダメージを気にせず攻め続けられるわけです。

作戦による行動順制御も使いこなせば便利

コマンダーモードで選べる作戦は以下の7つ。太字はよく使う便利な作戦です。

1.集中攻撃(選んだターゲットに集中攻撃)
2.防御体制(陣形技以外全員防御)
3.先制攻撃(50%+αの確率で全員先制、失敗時は後攻)
4.反撃体制(全員後攻)
5.陣形技優先(陣形技の行動順を味方内で最速にする)
6,陽動攻撃(攻撃にスタンの追加効果)
7.威力攻撃(全員が最強技で攻撃)

なお、陣形技不参加のキャラクターは、威力攻撃時以外は全員通常攻撃を行います。陽動攻撃のスタンとかは一見便利そうですが、通常攻撃になるのが辛いので微妙です。

先制攻撃の成功確率はコマンダー/主人公の支援レベル(俗に増幅レベルと呼ばれる)によって上昇します。この支援レベルはコマンダーモードを使っていれば見えない所で上がります。育てば成功率80%オーバーにも。

陣形技優先は、調整一つで先手が取れる強力な作戦

陣形技優先の【陣形技の行動順を味方内で最速にする】という効果は、ゾンビアタックにおいて非常に強力です。

アウナスの例でも示したように、素早いキャラを陣形技に不参加にしておくと、そのキャラの行動速度を借りて陣形技を発動できるので、先制攻撃よりも遥かに高い確率で先手を取れます。

さらに、この素早いキャラにライトニングピアスのような先制技を使わせると、なんと陣形技まで先制効果付きで発動します。

もちろん、デメリットや制限も厳しい

コマンダーモードは非常に強力ですが、主人公が指揮官に徹するため、次の3つのデメリットがあります。

  • 主人公が戦闘に参加しない(=HPと支援レベルしか成長しない)
  • 細かい指示ができない(通常攻撃か最強技の二択)
  • 補助・回復技が使えない

詳しく触れると、コマンダーモードで必殺技が使えるのは「威力攻撃」という作戦を取ったときだけ。しかも、習得技の中で最強の技しか使ってくれません。「なぎ払い」でスタンを入れるような器用な戦いは難しいというわけです。

また、コマンダーモード中心で進めると、主人公の武器レベルなどが全く成長しません。最後まで裏方という切ない状態になりがちなのも欠点です。

味方は全力で殴るだけのマシーンになる。その代わり、死んでも蘇る。これがコマンダーモードのリスクとリターンの構造です。

「強い」だけじゃない。指揮官になれる快感

とはいえ、コマンダーモードが愛された理由は強さだけじゃありません。

ひとつは、戦闘テンポのよさ。フルパーティでもコマンド入力が1回で済むので、雑魚戦の連戦がびっくりするほどサクサク終わります。

もうひとつは、「指揮官」という立場の戦略性。自分は作戦を決めるだけ。あとは仲間たちが倒れては蘇り、倒れては蘇りながら、強敵に食らいついていく。それを後ろから眺めて「いけいけー!」と見守る感覚は、通常戦闘では味わえません。

ファイターモードで一人ひとりを丁寧に操作するのとは正反対の、「作戦ひとつと自動蘇生でごり押しする」楽しさ。これは、コマンダーモードならではの魅力でした。

なぜ廃止されるの?公式生放送の発表

ロマサガ3リメイクが発表された公式生放送によると、廃止の理由は「通常戦闘と違うシステムの実装やバランス調整に、コストがかかりすぎるから」とのこと。その分、ほかのクオリティアップに力を入れたいという話でした。

ちなみにロマサガ3リメイクは、前作リベサガと同じタイムライン式の戦闘になる見込みです。ターン制に強く依存しているコマンダーモードとは、そもそも相性が悪いのかもしれません。

寂しいけど、仕方ない。コマンダーモードは旧作だからこそ成立した、あの時代ならではの遊びということなのかもしれませんね。

豆知識:「サラコマンダー」って何?

コマンダーモードを調べていると出てくる、「サラコマンダー」という言葉。

旧作では、サラが主人公の場合、大事なバトルで強制的にコマンダーモードになる展開があります。このときのモードは少し特殊で、自動蘇生がなくなる代わりに、通常戦闘のようにコマンドを入力できるんです。

つまり、コマンダーモードとファイターモードの中間くらいの存在。自動蘇生がない分、本家コマンダーよりは不利ですが、陣形技や回復アイテムのフリー行動は使えるので、通常戦闘よりはかなり有利。

サラ自身は戦えないものの、他の主人公より楽に勝てちゃうという不思議な特典もあります。

消えるのは仕方ない。けど、あの陣形技は残ってほしい。

コマンダーモード自体がなくなるのは、やっぱり寂しいです。

でも、トレードやマスコンバットといったミニゲームは、リメイクでもしっかり実装されるとのこと。ロマサガ3らしさは、ちゃんと受け継がれそうで安心しました。

そこで、ひとつだけ願いを込めて。高速ナブラやシヴァトライアングルのような陣形技は、形を変えてもいいので、リメイク版にも何らかの形で残っていてほしい。

あの「パーティが力を合わせて大ダメージを出す」爽快感を、もう一度味わえる日を楽しみにしています。