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サガエメ感想|戦闘システム・連携の爽快感をやり込み勢が紹介!

サガシリーズの最新作『サガ エメラルド ビヨンド』(サガエメ)のSwitch版・アメイヤ編などを50時間以上周回プレイした感想と、改善してほしい点などのレビューです。

サガエメはとにかく戦闘が楽しい!バトル大好きなら絶対オススメでした。

特に連携がうまくいって敵を一掃した時の爽快感はスゴイです

脳汁めっちゃでます!

ただ、戦闘システムは少々複雑で難しく感じたので、前作未プレイの方にもわかりやすいように紹介します。

サガエメのバトルってどんな感じ?

サガエメは前作『サガ スカーレット グレイス 緋色の野望』の続編で、基本的なバトルシステムも引き継がれています。その上で、連携やオーバードライブといった新要素がパズル的な戦略性を生み出しています。

ぶっちゃけバトルに夢中になりすぎて、ストーリーを後回しにしたいほどの中毒性があります。

SNSでもバトルの評価はめっちゃ高いです!!

そんな中毒性がヤバい、サガエメの新戦闘システムと、前作から進化した部分を解説します。

基本的な戦闘システムは前作と同じ

サガエメも前作と同じくタイムライン・BP制のバトルシステムを採用しています。

同じと言われても前作未プレイじゃわからん!と思うので、これら重要なバトルシステムについて解説します。

タイムラインとは

タイムラインはSLGとかでよくあるやつで、タイムラインの左から順に敵味方が行動します。

↓こんなの。

〇=味方
●=敵

←--〇-●-〇-●-〇〇〇-●---

このタイムラインの順序や位置が、連携を組む上で非常に重要になります。詳細は連携の項目で。

BPとは

BPはキャラクターがスキルを使うのに必要なコストです。パーティ全体で共有。

要はTRPGとかのアクションポイント(AP)です。

戦闘が開始するとまず初期BPが表示されます。

↓こんなの。

Turn1
☆☆☆☆★★★★

※★の部分が初期BP

キャラクターを選択すると技欄が以下の様に表示されます。

気合強撃    ★×2
ブラッドフリーズ★×2
太陽光線    ★×2
魂の歌     ★×3

技欄の★はBPコストを表しています。★×2のブラッドフリーズならBP2消費。

BPはパーティで共有

BPはパーティで共有します。例えば上記のキャラクターが★×3の魂の歌を使ったら、他のキャラクターはBP1の技しか使うことが出来ません。

BPを使わなかったキャラクターは自動で防御状態になります。

BPは毎ターン全快する

BPは毎ターン全快します。次のターンに持ち越すことはできません。多くの陣形では最大BPが毎ターン+1されていくので、長期戦になるほどコストの高い大技を使いやすくなります。

敵も最大BPを持っているので、バトルの立ち上がりはゆっくり牽制、後半は大技の応酬!といった感じになります。

閃きについて

サガエメにも閃きがあります。

戦闘中、稀に「ピコーン」っと電球がでて、閃いた技で即攻撃します。人間は我流技という人間だけが閃ける強力な技を使えます。一方でメカやモンスターは技を閃くことが出来ません。

連携中に閃くと、連携の最後に追加攻撃してくれます
5人で6連携、7連携も狙えたりとロマンシング!

ロールとは

サガエメには「ロール」というシステムがあります。

効果がイメージしにくいワードですが、要は「ロール=アビリティ」の事です。事前にセットすることで攻撃力や防御力を上げたり、行動順を早くしたり出来ます。

ロールは地味ですが、やり込んでいくととても大事。特に命中アップや行動順アップ系は重宝します。

サガエメだけの新システム

サガエメでは上記の戦闘に、連携やオーバードライブ、独壇場といった新要素が増えました。

このおかげでバトルが”超・頭つかうもの”になりました

まず連携から解説します。

連携とは

サガエメの連携は、味方と連続攻撃して大ダメージあたえるやつです。

確率発動ではなく、連携範囲を味方とくっつけると確実に発生します。

↓こんな感じ

=:連携範囲

-〇-〇-〇-●-●
======

上記の場合は左の3人が連携範囲に入っているので3連携になります。タイムラインに敵が挟まっている場合はそこで連携は途切れます。

連携はサガエメの戦闘で大ダメージを出すのに必須です。連携率でどんどん倍率が掛かるほか、オーバードライブという追加攻撃まで発生しちゃいます。

連携範囲とは

連携範囲は技リストをよーく見ると、確認可能です。「◇2」とかで表示されてます。小さくて気付きにくい。

ヴァーミリオンサンズとかの連携しやすそうなスキルは、連携範囲もめっちゃ広いです。

連携のメリットは?

連携のメリットは以下の3つです。

  1. 連携率に応じてダメージがアップする
  2. 大型連携を組むとオーバードライブ(OD)追撃が発生する
  3. キャラクターの掛け声が気持ち良い

「シュインシュインシュイン」っと連携が繋がる音を聴くだけで気持ちいいです。パズル的な組み合わせで連携が出来た時は最高。

オーバードライブ(OD)とは?

オーバードライブ(OD)とは、高い連携率の大型連携時に発生する再攻撃です。

※具体的には連携率150%以上で一定確率、200%以上で必ずODが発生します。

ODが発生すると、連携参加者が再度連携攻撃を仕掛けます。実質的に手数が二倍になるようなものなので、一発で戦局を逆転させるほどの爆発力があります。

ODで選ばれる技はランダム!

だからこそ様々なロマンシングが生まれます

オーバードライブのおかげでスキルランク上げも楽になりました。地味に嬉しいポイント。

独壇場とは?

独壇場とはタイムライン上で孤立した(※)キャラクターが、自分一人で連続攻撃を出せるシステムです。味方がみんなやられてしまっても、最後の一人が独壇場を発動して大逆転!なんてことが出来たりします。

※タイムラインの前後2マスに誰も居ないと発動できます。

↓こんな感じ。

---〇--●-●-●
   ↑
独壇場発動

独壇場は1人でも大量のBPを使い切れるのが最大のメリット!

負けそうでも諦めずに大逆転をねらえちゃいます

なお、連携、オーバードライブ、独壇場は敵も使ってきます。この容赦のなさがまさにサガの戦闘って感じ。

前作からの改善点

その他、サガエメで改善された要素を紹介します。

LP回復が楽になった

「応急手当」ロールをセットすることで1戦闘毎にLPが回復できるようになりました。前作ではLP回復するのに数戦必要だったので、嬉しい改善点です

鍛冶(装備強化)がいつでも出来るようになった

鍛冶(装備強化)がメニュー画面からいつでも出来るようになりました。一々店に戻らなくて良いので、とても快適です。なおUI。

武器を二本持てるようになった

種族によるっぽいですが、武器を二種類持てるようになりました。剣で護って銃で支援みたいな事も出来るので戦略の幅が広がって楽しいです。

リザーブ技(タイムライン操作技)の種類が増えた

リザーブ技の種類が増えて、敵の行動後に発動するチェイスや、最速の味方に合わせて発動するフォローなどが追加されました。敵の連携妨害や、味方が大型連携を組むのに役立ちます。

リザーブ技の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事で解説しています。

戦闘実績(ボーナス報酬)の目標が自分で選べるようになった

「連携率150%以上を出せ!」などを戦闘中に達成するとボーナス報酬がもらえます。何の目標に挑戦するかを自分でセットできるようになりました。オート設定も可。

サガエメのここは改善してほしい点

サガエメ体験版を遊んでここは改善してほしい!と思った点を紹介します。

敵技のBPコストがわからない

前作では敵技のBPコスト(例:★★★★)が表示されてヤバイ技が一目でわかったのですが、今作は敵技のBP消費がわからなくなっているのが残念でした。特にボス戦できついです。

※「★×?」の様に表示されるので吸収などの条件でわかるのかも。でも無条件になってほしい!

鍛冶(強化)可能な装備や素材がわかりにくい

「装備品の強化」から一々装備を選択しないと、必要素材の種類や所持数がわからないのが手間に感じました。強化可能な(必要素材が集まっている)装備に!マークがついてたりすると嬉しいかも。

一々メニューを何度も行き来させられるなど、UIが微妙

サガエメを実際プレイした時にもっとも気になる点はUIです。中盤以降は一戦ごとにアイテムトレードやせんせいの試練という項目を再設定したいのに、そこにたどり着くまでにメニューの項目を何度も行き来させられます。

技・術の装備欄がもっとほしい!

サガエメは技・術は8個までしかセットできません。8個も!と思うかも知れませんが、武器二本と術を併用しようと思ったら全然足りません。12個くらいは欲しい!

ちなみに技欄が8つ全部埋まってても閃きます。閃いた技もその戦闘中はセットせずに使えるので、その点は安心です。

TIPSをOFFに出来ない?

連携やリザーブ技を使うと画面右にTIPSがアピールしてくるのですが、戦闘中に何度も出てくるのでちょっと気になっちゃいます。これをOFFにする方法はコンフィグには見当たりませんでした。製品版なら消せるのかも?

サガエメ感想|戦闘システムまとめ

サガエメの感想とバトルシステムの紹介は以上です。

私は現在50時間以上プレイして周回プレイ中ですが、サガエメの戦闘はいくら遊んでも飽きが来ないほど素晴らしいです。イトケン氏のサウンドもめっちゃ盛り上げてくれます!

もしサガエメが気になった方は、合う合わないが激しいゲームなので、体験版を遊んでみる事をおススメします。体験版のセーブデータは製品版に引継ぎ可能なので安心です。

この記事がお役に立てば嬉しいです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました!